本)不動カリンは一切動ぜず

文芸

【初回公開:2011/05/16 (Mon) 14:50】

不動カリンは一切動ぜず

森田季節

ハヤカワ文庫JA

文庫: 368ページ
出版社: 早川書房 (2010/9/30)
ISBN-10: 4150310106
ISBN-13: 978-4150310103
発売日: 2010/9/30
商品の寸法: 15.8 x 10.8 x 1.8 cm

近未来の人工授精社会。
大人の都合と対峙する14歳少女2人の絆を描く、新世代青春小説

すべての子どもたちが人工授精で誕生し、
掌にノードを埋め込まれて生活する現代。
人々はノードを介して情報や思念を交換する。
中2の少女、不動火輪(カリン)と滝口兎譚(とたん)は
授業の自由課題で小学校の遠足バス転落事故を調査し、
死亡前の生徒の思念記録を偶然手に入れた。
その記録に関わる大きな陰謀と、
二人の家庭の事情が複雑に絡み、遂
に事件は勃発する――
大人世界の不条理に抗う少女たちの絆を描く、俊英作家の新世代青春小説。
(Amazonより

スワロウテイル人工少女販売処をポチった時
類似品でエントリーされていた。
同じような
「通常のSexが成り立ってない世界」
「人は殆どが人工受精で産まれる世界」
同じようなテーマでどう違うか
興味がわいて購入。

通して読んでの第一に思ったのが
「ジュブナイル小説だな!」
主人公の不動カリンは中学生。
ただしおもいっきり内気。
ちょうモジモジ。
友達に振り回されてる。
そこまで二回舞台が変わる。
昔話と
近未来の女の子のこと。
そこから一気にカリンのことに。
ちょっとだけ戸惑ったけど、
SFな世界設定もあるけど
これは中学生が変わる話。
微笑ましいなあ。
女の子特有な気持ちで、一過性も含んでるけれど
賛否両論あるかもしれないけど
(実際ネット賛否両論だった)
カリンが変われてよかったと純粋に思った。
少年、青年漫画特有な
主人公に秘められた出生の秘密
主人公の内なる力
さらわれた女の子
暗殺者と宗教
SFの設定も活かしつつ
でもその設定もそんなにアクもないので
SF初心者には向いてると感じます。
とにかくカワイイお話でした。

タイトル:不動カリンは一切動ぜず
著者:森田季節
出版社:早川文庫JA

不動カリンは一切動ぜず (ハヤカワ文庫JA)

【2020/11/13 追記】

あまぞん見に行ったら、見事に絶版になってました。

現在どんな作品書かれているのか著者作品一覧を見に行ったら、現在はライトノベルを中心に活躍されているようで安心しました。

SFのこわいところは文庫で出版した作品は重版にならずそのまま廃盤にというパターンなので

あらすじ読んで「買いだ!!」とおもったらすぐ買いに行く&ポチらないと売ってない!!が当たり前なのです。

せめてkindleは販売続けていただきたいです。

買い損ねたり数年後知った時のショックよ…。

もっともSFだけでなく、出版されているすべての本がそういう傾向なのがつらい。

新品で購入できない場合はマーケットプレイス他の方法で入手することになりますが

この場合著者には一切利益が回らないわけでして切なくなります。

作家さんによってはそれ以降出版されていない場合も多々あります。

このブログをはじめまして、古い記事のサルベージ作業しながらその本を読んだ方々の書評感想も読むようにしてますが、熱心なファンがいてもつながらない現実に悲しくなることが多々あります。

そして出版されて10年の本はほとんど新品で入手が難しいようです。

それでも世の中にたくさん知らない本があって、それらを手にする楽しみを私も含めひとりでも楽しんでいただけたらと思ってます。

ジャンルがノンフィクション等多くてすみません。

文芸とか物語読んでしまうと、その世界に入り込んで翌日まで戻ってこないのが通常なので

どうしてもノンフィクションを読んでしまいます。

ノンフィクションのいいところは実話ということ。

世界でこんなことがおきていた、おきてる。それを解決しようとしている人がいる。

こんな場所でこんなことをしたよ。たのしいよ!と私のしらない現実が書いてあります。

物語では語れないリアルが好きです。

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