【編集の仕事ってなんですかね?】重版未定

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その他の本

ちいさな出版社で働く主人公とその仲間たちの漫画です。
全3巻となります。

どんな内容なの?

「かすり傷」の痛みを知れ!

編集者はいつだって満身創痍!

出版業界のリアルを描き、本好きを震わせたあの漫画が待望の復刊!!

弱小出版社「漂流社」を舞台に繰り広げられるのは、本好きでないとやってられないが、本好きなだけではやってられないタフな日常。

本を作り、本を売る――出版とはどういう営みか。とくとご覧じろ!

HonyaClub より

重版未定1

一巻には出版社がどのように本を作っていくかがかかれています。

第1話 入稿 
第2話 校了 
第3話 企画会議
第4話 見本出来
第5話 客注
第6話 客注 その2
第7話 取次
第8話 書店営業
第9話 イベント
第10話 遅出
第11話 原稿取り
第12話 原稿取り その2
第13話 入稿 その2
第14話 決算
第15話 辞表
おまけ 社員旅行
おまけ 再販制度【描き下ろし】
あとがき【描き下ろし】

重版未定2

書店で売れなかった本がどうなるか
どのように発売される本は企画されて進んでいくのか
そんな二巻です。

第16話 転職
第17話 断裁
第18話 造本
第19話 新企画
第20話 打ち合わせ
第21話 刊行ノルマ
第22話 取材
第23話 紙はよく燃える
第24話 打ち合わせ その2
第25話 ラフ
第26話 デザイン
第27話 デザイン その2
第28話 逃走
第29話 代筆
第30話 重版出来
おまけ 異世界
おまけ 異世界 その2
あとがき【描き下ろし】

重版未定3

新入社員が入ったよ!
うちの出版社らしさってなんだろう
そんななか編集長があやしい…
の三巻です。

第31話 フリー編集者
第32話 フリー編集者 その2
第33話 フリー編集者 その3
第34話 採用面接
第35話 新入社員
第36話 プルーフ
第37話 持ち込み
第38話 書店ゼロ地帯
第39話 漂流社らしさ
第40話 漂流社らしさ その2
第41話 本に生き、本に斃れ……
第42話 本に生き、本に斃れ…… その2
第43話 流れ続けろ、本をつくるために
第44話 流れ続けろ、本を残すために
おまけ 「重版未定」同人誌版
おまけ ゲラトーーク
付録 おまけ 休刊/登場人物紹介/漂流社の歴史

読んでみて

まず、この本にかかれている出版社はいい手では大手ではありません。
「大手出版社の編集者だけが編集者なのではない!」
と一巻のあとがきにかかれています。

著者は編集者として出版社で働くかたわら
漫画をかいています。
自分のかいた漫画を企画にだしたところ通ってこのように出版となった、
という珍しいものです。

表紙のイラストのように可愛らしいシンプルな絵柄です。
背景はほぼありません。
本来ならばその背景がある場所に編集や出版業界特有の用語の説明が記載されています。
その説明もかなり具体的なので、なかなかリアルです。
本がすきだから、という気持ちだけではやっていけない現実的な問題がかかれています。
悔しいきもちも嬉しい気持ちもかかれています。
あなたが読んでいる本がどのように作られているのか
それを知ってみませんか。


重版未定1

重版未定2

重版未定3

著者:川崎昌平
出版社:中央公論社


【本日のサムネイル】
出版社の建物のイラスト
本のマークと「出版社」という文字の大きな看板が掲げられたビルのイラストです。

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