インターネットの地図をみていたら
気になる場所があったので
実際いってみました。
場所は北海道石狩市弁天町です。
なんだかすごいぞ
石狩市の海沿い、番屋の湯さん横から海水浴場「あそびーち」の駐車場沿いに車を走らせると
「無辜の民」という木製案内板があります。
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どうやらここのようですが
駐車場らしきものはありません。
やむを得ず、小道に車の頭をつっこむかたちで車を停車。
その小道の奥に進んでみました。
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ハマナスが生い茂る小道の奥、
何かがありました。
無辜の民
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あったのはブロンズ像でした。
制作者は、本郷 新(ほんごう しん)
北海道出身の彫刻家で「無辜の民」シリーズのひとつである
「石狩ー無辜の民ー」がここ石狩浜に設置されているのでした。
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正面左下に本郷の自筆による
「この地に生き、この地に埋もれし、数知れぬ無辜の民の、霊に捧ぐ」
という碑文が刻まれていました。
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周辺は荒地で、ブロンズ像周辺とそこまでの小道部分の草が刈られているだけ。
とてもさみしい、厳しい場所にありました。
いってみて
本郷が1970年(昭和45年)に制作した『無辜の民』連作15点のひとつ
Wikipediaより
「虜われた人 」を原型としている
原型は中東やインドシナ半島でおきた戦争の陰で
犠牲となった罪なき人々をモチーフとしているが、
この像はさらに、北海道開拓の中で厳しい自然と格闘し斃れていった
名もなき人々のイメージを重ね合わせている。
『石狩 -無辜の民-』を北海道に寄贈し、設置場所を石狩浜に指定したうえで
「ハマナスの咲く6、7月ころに除幕式を」と希望した。
正直、すごく辺鄙で
冬も積雪が多いと思われる場所にこのように置いてあるのは
とてもさみしいなと思いました。
開拓で厳しい自然と格闘したおれていった先人たちが
作者の希望とはいえ、
この場所にいるのはもっと知られてもいいのではないでしょうか?
わかりにくいうえに
車がないとたどり着けないという高難易度ではありますが
少しでも多くの方々に見てほしいですね。
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周囲にはハマナスの実がたくさんなっていました。
調べたら実は食べれるようですが、あまりおいしくはないようで
ジャムにするのが一般的のようです。
【本日のサムネイル】
ハマナスのイラスト(花)
ピンク色に咲いた、かわいいハナマスの花のイラストです。
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