ちょっと変わった性質をもつ動物を集めた本です。
どんな内容なの?
【あらすじ】
Amazonより
生きのこるために「ヘン」になった動物たち!
世界の変化にあわせていきる場所を変えていった
ヘンな動物に出会える、動物だけの世界地図。
旧北区のへんな動物―ユーラシア大陸
旧北区(きゅうほっく、きゅうほくく、PalearcticまたはPalaearctic)は、
生物地理区の一区分である。東アジアの大部分(日本のトカラ列島悪石島以北、中国の秦嶺山脈以北、朝鮮半島 、台湾 )、
北アジアおよび中央アジア、
中東(アラビア半島南部およびイラン南部は除く)、
ヨーロッパを含むヒマラヤ山脈以北のユーラシア大陸
および北アフリカ(サハラ砂漠以北)から成る広大なエリアである。
面積は5410万平方キロメートル。日本は、トカラ列島南部の悪石島と小宝島の間にある渡瀬線を境に、
北が旧北区、南が東洋区に含まれる。区内は、亜熱帯・温帯・亜寒帯・寒帯と多彩で、また四季の変化がはっきりしている。
Wikipedia より
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【ジャイアントパンダを見つけたのは普通の女性】
ジャイアントパンダを発見したのは女性だったと知っていましたか?
実はパンダは幻の動物といわれ、探検家たちが中国の山の中を探していました。
その最中女性の夫である冒険家が死亡してしまいます。
彼女は夫の意志を継ぎ、念願のパンダを発見しました。
★以下12種の動物が紹介されています★
・ジャイアントパンダ
・キンシコウ
・ユキヒョウ
・チルー
・フタコブラクダ
・ノロバ
・マヌルネコ
・サイガ
・カワウソ
・バイカルアザラシ
・クズリ
・ホッキョクグマ
新北区のへんな動物―北アメリカ大陸
新北区(しんほっく、しんほくく、Nearctic)は、生物地理区の区分のひとつ。
北アメリカ大陸のうち、メキシコ北部以北のエリア。
アメリカ、カナダ、グリーンランドを含む。
面積:2290万平方キロメートル。現在は北米大陸と南アメリカ大陸はパナマ地峡で繋がっているが、
数百万年前までは海で隔てられていた。
そのため、両者では生物相がかなり異なる。南米大陸は新熱帯区に区分されている。逆に北米大陸は超大陸ローラシアの一部としてユーラシア大陸とつながっていた時期があり、
Wikipediaより
特に植物相は両者で共通するグループが多い。
植物地理区では新北区と旧北区を合わせて全北区として区分する。
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【プレーリードッグはキスをしすぎる】
プレーリードッグは草原に穴を掘って暮らすリスの仲間です。
家族はすれ違うたびに鼻を突き合わせてキスをします。
キッシングといい、相手を確かめる行動で
これを行うことで敵のプレーリードッグを追い払うことが出来るのです
★以下11種の動物が紹介されています★
・ジャコウウシ
・シロイワヤギ
・ヤマビーバー
・カナダヤマアラシ
・ビーバー
・ホシバナモグラ
・プロングホーン
・プレーリードッグ
・ボブキャット
・アカオオカミ
・キタオポッサム
アフリカ熱帯区のへんな動物―アフリカ大陸
アフリカ大陸(アフリカたいりく)は、
アフロ・ユーラシア大陸のうちスエズ地峡の西側の部分を占める大陸を指す。
ユーラシア大陸とは陸続きになり、インド洋・大西洋・地中海に囲まれている。単にアフリカというときは、大陸の周辺の島嶼(マダガスカル島など)や海域をも含んだ地域の総称になる。大陸北部は非常に乾燥したサハラ砂漠で、赤道付近は広大な熱帯雨林が広がる。
Wikipediaより
その南側もまた乾燥しており、サバナと砂漠が広がる。
大陸東部には南北に大地溝帯があり大陸を東西に引き裂いていて、
ビクトリア湖などを経て一年に数センチメートル単位で東西に分裂していっている。
アラビア半島やマダガスカル島もかつては大陸と一体であったが、
この地溝帯によって分裂した。
大陸自体は北へ移動しており、地中海をはさんだヨーロッパへ接近している。
アルプス山脈はこのために造山運動が起こっているが、
アフリカ大陸自体も最北部はアトラス山脈が連なっている
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【マクナシウロコオリスはわからないことだらけ】
ウロコオリスの仲間で飛ぶことが出来ません。
なのでマクナシウロコオリスです。
1898年に発見された新種で
ムササビのような膜ができる前のウロコオリスなのか
膜が亡くなってしまったウロコオリスなのか
専門家で意見が分かれています。
★24種の動物が紹介されています★
・フェネック
・ヒメミユビトビネズム
・スナネコ
・ツチブタ
・コビトカバ
・モリイノシシ
・マンドリル
・ボンゴ
・マクナシウロコオリス
・オカピ
・センザンコウ
・リカオン
・アードウルフ
・ブチハイエナ
・コシキハネジネズミ
・ハダカデバネズミ
・キノボリハイラックス
・キンモグラ
・フォッサ
・シマテンレック
・インドリ
・アイアイ
・ラーテル
東洋区のへんな動物―インド、東南アジア一帯
東南アジア(とうなんアジア、英語: Southeast Asia , Southeastern Asia)は、
Wikipediaより
東アジアより南、南アジアより東のアジア地域を指す。
インドシナ半島、マレー半島、インドネシア諸島、
フィリピン諸島アジアと島嶼部東南アジアに分けられる。
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【タヌキはうんちでご近所づきあいをする】
日本にはどこにでもいるタヌキですが、海外では珍獣です。
そんなタヌキは春から秋の子育てを終えると、ご近所付き合いをはじめます。
それがためふんという習性です。
同じ場所にうんちをするものを、ご近所さんと認識しています。
★11種の動物が紹介されています★
・ナマケグマ
・ガンジスカワイルカ
・サオラ
・スマトラサイ
・ビンツロング
・ヒヨケザル
・ハネオツパイ
・マメジカ
・テングザル
・ベイキャット
・メガネザル
・バビルーサ
★日本のへんなどうぶつ★
・トウキョウトガリネズミ
・タヌキ
・アマミノクロウサギ
・イリオモテヤマネコ
新熱帯区のへんな動物―南アメリカ大陸
南アメリカ大陸(みなみアメリカたいりく)は、
アメリカ大陸のうち、パナマ地峡より南側の部分である。
東は大西洋、西は太平洋に面していて、北は北アメリカ大陸とパナマ地峡で接する。南米大陸(なんべいたいりく)とも呼ばれる。
ゴンドワナ大陸が分裂して生成した。約3000万年前に南極大陸と分離してから、約200万年前にパナマ地峡ができるまで、
孤立大陸であったため、独特の動植物が進化し、固有種が多い。
また、ギアナ高地やアマゾンなどの熱帯雨林も、種の多様性に大きく貢献している。生物地理区的には、中央アメリカ南部とともに新熱帯区に区分される。
Wikipediaより
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【チンチラはかわいいから生き延びた】
20世紀になって絶滅しそうになったチンチラですが
1922年に動物すきなアメリカ人が11頭のチンチラを
自宅にて増やしました。
そこからペットとして人気が出たことで絶滅をまぬがれました。
しかし野生に住むチンチラはとても少ないのです。
★18種の動物が紹介されています★
・メガネグマ
・ヤマバク
・チンチラ
・ビクーニャ
・ミツオビアルマジロ
・フタユビナマケモノ
・ミユビナマケモノ
・キンカジュー
・ハゲウアカリ
・シロガオサキ
・ヤブイヌ
・オオアリクイ
・クルペオギツネ
・ナミチズイコウモリ
・チャコペッカリー
・マナティー
・ソレノドン
・チロエオポッサム
オーストラリア区のへんな動物―オーストラリア大陸
オセアニア大陸(オセアニアたいりく)は、
Wikipediaより
地球の南半球のオセアニアに位置する大陸である。
その面積は6つの大陸のなかで最小である。
全土がオーストラリア領であり、東は太平洋、西と南はインド洋、北はアラフラ海に面している。
「豪州大陸」や「豪大陸」と略されることがある。
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【コアラは4時間しか起きていられない】
コアラが食べるユーカリの葉
実は栄養素が少なく、猛毒も含まれています。
一日20時間近く寝ることによってエネルギーを節約しています。
★10種の動物が紹介されています★
・ハリモグラ
・クスクス
・ミミナガバンディクート
・コアラ
・カモノハシ
・ディンゴ
・シロオビネズミカンガルー
・フクロミツスイ
・クアッカワラビー
・タスマニアデビル
海のへんな動物
海(うみ、英: the sea または the ocean)は、
Wikipediaより
地球上の陸地以外の部分で、海水に満たされたところ。
大小さまざまな広がり方があり、
特に大きな広がり(だけ)は海洋(the ocean)とも言い、
主な海洋としては太平洋、大西洋、インド洋などがある。
一方、地中海や黒海も紛れもなく海であり、
海峡で大西洋と繋がっており海水は行き来している。
★ここではこんなエピソードが掲載されていますよ
【セイウチは牙の杖をつく】
セイウチの牙はホッキョクグマや、オス同士の戦いに使うだけではなく
岩や氷の上にのぼる時
海の底を進むときに突き刺し
杖のように使います。
★10種の動物が紹介されています★
・ズキンアザラシ
・セイウチ
・トド
・イッカク
・ベルーガ
・ハワイモンクアザラシ
・ジュゴン
・コククジラ
・ミナミゾウアザラシ
・ヒョウアザラシ
読んでみて
タイトルにある「へんな」は
その動物がその環境で生き残るための進化でした。
この一言なのですが、それでも
「どうして???」と思ってしまうんですよね。
バイカルアザラシは海に戻れたのにどうして湖に居続けたのか、
ボンゴの身体から色素がにじみでてるはなんで?
ズキンあざらしはなんで鼻ちょうちんだしてるの?
子ども向けの本書は、
これら「なんで??」の次に向かわせるよい本だと思いました。
この「なんで?」を知るために
それが書いてある本や、
インターネットで調べてみる。
これも読書後の醍醐味だと考えています。
著者:今泉忠明
出版社:幻冬舎
発売日:2019/3/7
【本日のサムネイル】
驚く豚のイラスト
ブタのキャラクターが両手を上げてびっくりしているイラストです。
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