錯覚の科学

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ノンフィクション

【初回公開:2011/05/16 (Mon) 14:55】

錯覚の科学

クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ(著
成毛 眞(解説
木村 博江(訳

文藝春秋

  • 単行本: 368ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/2/4)
  • ISBN-10: 4163736700
  • ISBN-13: 978-4163736709
  • 発売日: 2011/2/4
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 3 cm

サブリミナル効果などというものは存在しない。
いくらモーツァルトを聴いても、あなたの頭は良くならない。
レイプ被害者は、なぜ別人を監獄送りにしたのか?
脳トレを続けても、ボケは防止できない。
「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、目では船が見えていたのに、
脳が船を見ていなかった。
徹底的な追試実験が、脳科学の通説を覆す。
(Amazonより

成毛眞氏が解説ということで
まさかの解説買い。
しかし後悔はしてない!
むしろお勧めします!

ネタバレしない方向で書くのを条件に書いてるので
詳細は書けないのだが。
これを読んで私は私の記憶に対して
絶対的信用はしなくなった。
むしろ信用出来ない。
どれだけ脳という器官は嘘つきなんだろうか。それと同時に私たちは
どれだけ騙されていたんだろうか。

サブリミナル効果
モーツァルト
脳トレは効き目がない。
「えっ?」と思った人こそ読むべきだと思う。
きっと「嘘だ」「信用出来ない!」という人もいるだろう。
でも大事なのは
氾濫する情報を鵜呑みにする前に
それを本当か?と疑うこと。
見極めることだと思う。
一種の警告的書物と感じました。
年一回くらい読み返して
自分に喝を入れたい。

タイトル:錯覚の科学
著者:クリストファー・チャブリス ダニエル・シモンズ

翻訳:木村博江
出版社:文藝春秋

錯覚の科学 (文春文庫)

【2020/11/16 追記】

見えないゴリラで有名になった本書。

この本が出版されたあたりから「~の科学」というタイトルが増えてきた記憶があります。

この本と脳科学系の本を読むと、

「自分は錯覚もしてるし脳も嘘ついてるなー」と思って無駄な自信がなくなるので

自分を見つめなおしたい人にはとてもお薦めです。

年齢とか性差は関係なく、みんないつも錯覚を起こしがちで、それがどんな時に起きるのか

それを知っておくとよいと思います。

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