ごはんがおいしいとがんばれる
ごはんエッセイを連載→単行本→同人誌→Amazonにて電子書籍という流れなのでしょうか?
電子書籍を見つけて、pixivで著者の漫画をみつけました。
もっとも今は個人で電子書籍が発刊できる時代で
今まで絶版だったものが、著者本人がインディーズで電子書籍で復刊
など様々な形態があります。
いずれにせよ、あらたな出会いに感謝です。
漫画を生業にしている著者が好んで食べているもの、
チャレンジしてみたもの、
修羅場の際に食べているもの、
思い出の味などが12品収録されています。
全体的に炭水化物が多いです。
みんな大好き炭水化物!
そんな中、異彩を放っているものが「鯉こく」。
鯉料理です。
鯉こく(鯉濃、こいこく)とは、
輪切りにした鯉を、味噌汁で煮た味噌煮込み料理。鯉こくのこくとは、濃漿(こくしょう)という、
味噌を用いた汁物のことであり、
鯉こくはこの濃漿の一種。江戸時代には、「鯉汁」、
Wikipediaより
「胃入り汁」、「わた煎鯉」とも呼ばれていた。
かねもちのこどもか!!
と一瞬思いましたが、
著者の実家は「管理釣り堀」を営んでいらっしゃったそうで、
そこに鯉も飼育されていたそうです。
なるほど…じゃあ鯉こくを食べててもおかしくはないですよね。
めちゃくちゃ実家の味じゃないですか!
と思いきや、現在は鯉を飼育されてはいないそうで
伯父さまが経営されている養魚場から
鯉をわけていただいての再現となりました。
思い出の鯉こくは、
豚汁と同じようにじゃがいもやニンジンなども入っていて
そこに臭み消しとしてたっぷりのショウガもいれ
食べ終わると身体がポカポカするそうです。
(鯉はかなり魚臭いらしいです)
本来の鯉こくは鯉のみを煮込んだ汁ものだそうですが
家庭ならではのアレンジですね!
実は鯉こく。
わたくし、小説の中のワンシーン
しかもたったひとつのセリフでしか知りません。
そのセリフと人物の前後の動きから
「おかねもちが食べる鯉料理」というイメージが作られました。
お刺身は食べたことはありますが、鯉こくは食べたことがありません。
ということで今回はじめて調べてみました。
JAグループサイトのお手軽レシピ「長野県「鯉こく」JA大北女性部」
長野県の郷土料理なのですね。
田んぼで飼育することで身近なごちそうだったようです。
そんなマニアックな鯉こくから、
お手軽お雑煮まで
バリエーション豊かなごはんコミックです。
【目次】
1.甘夏とベビーリーフのサラダ
2.アーモンドビスコッティ
3. はちみつカマンベール
4. 目玉焼きトースト
5. とろとろおうち天丼
6.あおさパスタ
7.ツナと塩こんぶの炊き込みごはん
8.めかぶと納豆のとろとろ丼
9.ヘルシー海藻系おかず
10.鶏と昆布の簡単お雑煮
11.ぽかぽかおうち鯉こく
12. レンチントマトリゾット(書きおろし)
著者:式部玲 @shiki_ak
出版社: Jコミックテラス
発売日:2020/11/11
【本日のサムネイル】
おかずをご飯に乗せる人のイラスト
食事をするときにごはんの上におかずをワンバンさせて食べる人のイラストです。
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