今回紹介する本は
美園まきさんの
「10人の文豪と銭湯へ」
です。
どんな内容なの?

夏目漱石、太宰治、樋口一葉、水木しげる、大伴家持、
Amazonより
司馬遼太郎、中原中也、森鷗外、与謝野晶子、藤子不二雄――
本を持って旅に出ては、文豪ゆかりの地を訪ね、
古くから営業を続ける銭湯に浸かる。
時には文豪が通った銭湯にも遭遇。
歴史を重ねた湯に浸かるうち、
いつしかその街と文豪の人生が素肌から染み込んでくる……ような気がする!
新感覚の銭湯ガイド&エッセイ。
夏目漱石

松山で温泉にハマり東京で銭湯に通う
掲載銭湯:道後温泉本館(愛媛)、柳湯(東京)
太宰治

幽かに安らいだ甲府での風呂屋通い
掲載銭湯:喜久乃湯温泉(山梨)
樋口一葉

極貧女性の才能を開花させた吉原外縁
掲載銭湯:有馬湯・富久の湯(東京)
水木しげる

「水木しげる」が誕生した二つの港町
掲載銭湯:水木湯(兵庫)、日の出湯(鳥取)
大伴家持

越中で歌を作りまくった青年貴族を追いかけて
掲載銭湯:越の湯・かなさき湯(富山)
司馬遼太郎

散歩ついでに立ち寄った銭湯
掲載銭湯:八戸ノ里温泉(大阪)
中原中也

かなわなかった温泉地への帰郷
掲載銭湯:天然温泉清水湯(山口)、桜湯(京都)
森鴎外

風呂ぎらいの文豪が暮らした街
掲載銭湯:大黒湯、ふくの湯、白山浴場、豊川浴泉(東京)
与謝野晶子

ゆあみする泉の底の小百合花
掲載銭湯:堺新温泉、湊潮湯(大阪)
藤子不二雄

仲間たちと通ったトキワ荘界隈の銭湯
掲載銭湯:福の湯、五色湯(東京)
読んでみて

10人の文豪がかつて通っていた、通っていたかもしれない銭湯にいってはいってみた
というのが本書です。
文豪ゆかりの地にはたいてい資料館などがあって
そこを訪問という方も多いと思いますが
銭湯という視点は面白いです!
おうちにお風呂が普及したのは高度経済期と言われていますので
それよりも前の時代は銭湯に通っていたことになりますね。
温泉ではなく銭湯というのも
文豪がそこに生きて暮らしていた感があって趣深いのです。
とはいえ、かつての古地図と彼ら彼女らが住んでいた場所と現在の地図を照らし合わせ
現存する最寄りの銭湯を探すのはなかなか大変そうです。
各章末にその文豪の作品、
今回取り上げた銭湯の場所と文豪ゆかりの場所を記した地図もあり
実際そこに行ってみるということも出来ます。
あらたな旅の楽しみ方としてもとても素敵ですね!
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【本日のサムネイル】
銭湯のイラスト(建物)
大きな煙突と、昔ながらの和風な銭湯の建物のイラストです。
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