【子どもでも知っておきたい】こども六法

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その他の本

これは、知識は武器と教える本

たくさんある法律の中で、子どもに関係のある法律
知っておいたほうがよい法律をピックアップしました。

とまえがきにあるように法律の本です。
我が家にも六法全書はありますが、まともに開いてませんし
読んでもいません。
何かあったらインターネットで調べればいいか、というかんじです。
ですが、このように子どもにむけの判りやすい本はとても大切です。
入門編にもぴったりです。

第一章 刑法

これをやったら犯罪のリスト
安全な生活を守るためのルール

自分には関係ないと思っていても、突然被害者になったり加害者になったりするかもしれません。
何が犯罪なのか知っておくのは大切です。

第二章 刑事訴訟法

犯罪の捜査と裁判のためのルール
罪を犯したと疑われている人の権利も守る

刑罰の目的は犯罪を防ぎ、犯罪によって権利を奪われる被害者が出ないようにすることです。
国が強制的に個人の権利を侵害することでもあるので、
無実の人が罰を受けることはあってはいけません。
そのための法律でもあります。

第三章 少年法

子どもが犯罪行為をしたときのルール
社会で生きていけるように教育をします

みんなが学校で教育を受け、社会に出るのに必要な力を身に着けている間
犯罪を犯してしまった子どもたちが刑務所で過ごしてしまうと
同じように力を身に着けることができません。
それをどうするか、ということでこの法律が出来ました。

第四章 民法

みんなの「あたりまえ」を支えるルール
人と人の争いを解決する基準

民法の内容は二つに分けられます
財産についてのルールと、家族についてのルールです。

民法が他の法律と違うのは、本人同士が納得して約束した内容であれば
民法に書いてあるのと違ってもOKな場合もあります。

第五章 民事訴訟法

民事裁判で争うためのルール
こじれた喧嘩を解決する最終手段

民法などの決まりをもとにして、もめごとを解決するための民事裁判の進め方を決めてる法律
争ってる人同士が話し合うだけでは解決できない物事を
法律の力で解決するお手伝いをしましょうという制度です。

第六章 日本国憲法

憲法はすべての法律の生みの親
国のしくみと理想が書いてある

日本のすべての法律は、憲法で決められた手続きに従って作られ
憲法に反する法律は作ることが出来ません。

第七章 いじめ防止対策推進法

大人にはいじめから子どもを救い守る義務がある!

いじめられてるとき
いじめを見た時はすぐに大人に相談しましょう。
そしてこの法律通りに対応してくれるかチェックしてください。
もし大人がこの法律を守っていなければ、他の大人に相談してみてください。
本気で助けてくれる人が見つかるまであきらめないことが大切です。

よんでみて

そもそも本書は「いじめという犯罪を本書でなくしたい」という
クラウドファンディングで出版が実現した本でした。
メディアでは「いじめ」というキーワードが出てはいましたが
最期にいじめ防止対策推進法が掲載されていたので
ただ単に子ども向けの六法かと長いことスルーしてました。
非常に残念なことではありますが、いじめはなくなりません。
子ども間ではもちろん、大人間でもいじめ、いやがらせがあって
心を病んで退職などが当たり前です。
そんな嫌すぎる今をこれからをサバイヴするために
私たち大人がしてあげられることは、知恵を授けることだと考えています。
できればそれらが起きる前に、避難持ち出し袋のように
あたりまえに各家庭のリビングの書棚にあったらいいなと思いました。

こども六法


著者:山崎 聡一郎
出版社:弘文堂

【本日のサムネイル】
円陣を組む子供たち
子どもたちが元気よく円陣を組んで、エイエイオー!と掛け声をかけているイラストです。

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