どんな内容なの
大学受験もやっと終わり、晴れて新入生となったキミ。
HonyaClub より
さて、これからどう勉強していけばいいのかな?
大学では高校と違って自分が好きなことについて自由に考え、
書いて、伝えることができるというけれど……
でも、それってどうやるの?
そんなキミにおくる、大学1年生の「マナブー」と「カコ」が
自分でテーマを決め、資料を調べて、はじめてレポートを書くまでの成長物語。
序章―なぜ大学でレポートを書くのか?
第1章 学ぶ―課題を自分で見つけるには?
第2章 調べる―自分の考えの基礎を築くには?
第3章 考える―問題を発見し、発展させるためには?
第4章 書く―自分の考えを正確に伝えるためには?
第5章 伝える―問いを深めるコミュニケーションとは?
終章―学び続けるために
読んでみて
実は家に
もあるのですが
最終的に手に取ってしまうのがこの本です。
今の高校生は高校の授業ですでにレポートや論文など書いていることがあるようですが
自分が卒業した高校は、卒業論文はありましたが
レポートなどはありませんでした。
なので大学に入学したものの、二学期の授業で
「〇〇文字以内でレポートを書け」
という課題におおいに困惑しました。
「そもそもレポートってなんだ???」
一学期の授業で文章を書くことについては学びました。
論文のジャンルによって「お作法」があることもわかりました。
で、レポートって?
先生いわく
「高校でレポート書いてるでしょうから今更書き方の指導はしません(意訳)」
やってないから!!
は通用しないんですよねえ。
高校卒業レベルの学力があるから入学を認められているわけですから。
なので先ほどの「まんがでわかる理科系の作文技術」を読んだわけですが
事例が社会人の話なので果たしてこれでいいのか…
と謎のひっかかりが生じて
悩んだ末に今回の「大学一年生~」を購入しました。
表紙のイラストにある男の子と女の子が主人公のマナブーとカコちゃん。
各章の冒頭ちょっとだけ漫画があって、それ以降は文章となっています。
この本のよいところは
「レポート特化型じゃない」ことです。
レポートをかくまで、とタイトルにあるので
レポートの書き方の内容に思えますが、
普段どのように授業に向き合うか
図書館はどのように利用したらいいか
どのように考えたらいいのか
と
レポートを書く前の作業についても書かれています。
レポートの書き方を知りたいなら特化型の本を読めばいいのです。
そうではなく、「なぜ学ぶのか」をまるっと集約した内容なのです。
なので大学に入って
「どうしたらいいんだろう?」
となにもかも不安で困った時になんとなーく役立つものとなっています。
なんとなーく、と書いたのは
その学校や施設によっては異なることもあるからで
こういう方法もあるのかという「とっかかり」の意味でも役に立つのです。
今年の4月で3年生になりますが
相変わらず学校のシステムがわかってなかったり
シラバスや授業の申請を間違ったりもしています。
去年二学期のレポートではテーマを勘違いして認識していたようで
赤点こそなりませんでしたが、
評価のコメントでは手厳しいお言葉をいただきました。
一年生が終わってもページをめくってしまうのは
もうちょっとうまく書きたい気持ちと
やはり少しだけ一年目と同じ不安がまだどこかに残っているからです。
卒業までまだまだお世話になりそうです。
著者:川崎昌平
出版社:ミネルヴァ書房
発売日:2020年4月10日
【本日のサムネイル】
勉強をしている人のイラスト(女性)
大学生や社会人くらいの女性が、
机に教科書とノートを広げて勉強しているイラストです。
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