Webメディアで書かれていた怖いお話に加筆され、まとめられた本です。
どんな内容なの?
![](https://moyukukamui.com/wp-content/uploads/2022/01/b7ad708aff1ad36ab20a868dd6d30ce5.jpg)
【あらすじ】
HonyaClub より
謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋--
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。
間取りの謎をたどった先に見たものとは……。
不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?
本書で全ての謎が解き明かされる!
第一章 変な家
私は知人からとある不動産について相談を受ける。
静かな住宅街に建つ二階建ての住宅。
だが間取りに違和感があるらしい…
私は友人の栗原に相談をもちかけた。
第二章 いびつな間取り図
件の違和感がある家について記事にし公開した後で
いくつかメールが届いた。
その一つに
「その家について心当たりがある」
と書かれている。
私はその差出人と会うことになった…
そして二件目の「変な家」が…
第三章 記憶の中の間取り
差出人の彼女がかつて訪問した
第三の「変な家」についてを聞く私と栗原。
そこで事件が起きていたのだが…
第四章 縛られた家
長いこと彼女と不仲であった母親。
その母親に私と彼女は会いに行く。
そこで事件の真相を聞かされるのだが、
後日その話を聞いた栗原があることを話し出す…
よんでみて
![](https://moyukukamui.com/wp-content/uploads/2022/01/05dbe5f6074db6c6fba9afc3007c241a.jpg)
第一章の途中まではWebメディアのオモコロさんにて公開されています。
公開されている内容から、この展開は全く想像できませんでした。
ひとつめの家とふたつめの家は
なんとなく納得はできたものの、
みっつめの家での事件は
「それはないやろ!」と思いました。
ですが全体的に勢いと間取り図を出すことによって
読み手が考えてしまう=世界に没入させてしまうという手法で
ぐいぐい読ませるものでした。
最初はホラー?かなと思わせるものでしたが
最期までよむと民俗ミステリーでした。
軽いと思わせて、実は重ための不動産ミステリーです。
著者:雨穴
出版社:飛鳥新社
発売日:2021/7/22
【本日のサムネイル】
建築家のイラスト
部屋の設計図を描いている、建築士(設計士)のイラストです。
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