【とても大事なお話】更年期障害だと思ってたら重病だった話【本のタイトルです】

ノンフィクション

「更年期障害だと思ってたら重病だった話」
という本です。

どんな内容なの?

なんとなく身体の不調を抱えながら生活していましたが
47歳という年齢もあって
「更年期障害でしょ」と勝手に思い込んでいたら
あくる日倒れ、病院に行ったら重病でした。
今は元気ですよ!というおはなしです。

そもそも「更年期障害」ってなに?

男女ともに40歳を過ぎた頃から見られる、
様々な体調の不良や情緒不安定などの症状を
まとめて更年期障害と呼びます。

女性の場合は、閉経期前後の約10年間に
卵巣ホルモンであるエストロゲンの分泌が
急激に減少することによって症状が現れます。

症状としては自律神経失調症と同様の症状が現れます。
女性の閉経前における身体的症状としては、
のぼせや顔の火照り、脈が速くなる、動悸や息切れ、異常な発汗、
血圧が上下する、耳鳴り、頭痛やめまいなどです。
精神的な症状としては、興奮亢進、イライラや不安感、うつ、不眠などです。
閉経後はこれらに加えて、膀胱炎や尿失禁、腰や膝の関節痛、
目やのどなどの粘膜の異常などの身体的症状と
無気力感などが精神的症状として現れてきます

e-ヘルスネットより

内容は、ジェットコースター

幼少期に心臓の手術をされている著者。
タイトルの「重病」とは「心臓弁膜症」
幼少期の病気が治っていなかったわけではなく、
ずっと更年期障害でしょ?と思っていた不調のあれこれは
この心臓病のせいだったのです。

著者は翻訳者。
「人間をお休みしてヤギになってみた結果」
「サカナレッスン」
など
抜群のセンスで、主にノンフィクション本の翻訳をされています。
この入院時も翻訳の真っ最中で、
最初の入院先(検査入院)で個室に移動するなり、その続きも始めようとしていました。
がそこは「重病」。
一進一退でよくなったり、検査が思った以上に過酷だったり。
二度目の入院(手術を行う入院)では
病気と闘うべく、すっぱりとそれらを置いて望みます。

ちょっとしたことで喜び、落ち込み…
まるでジェットコースターのような感情の動きは
闘病記のはずですがおかしささえあります。

読んでみて

軽快に書かれていますが、
「日々のちょっとした不調を放置してたら重病だった」
という
重病はともかく、
誰しもが身に覚えあることではないでしょうか?


そんな私も過労だろうと体調不良を放置して入院手術となったことがあります。
なので著者の感情の変化はものすごくリアルでした。
だったら著者のように体調に留意してるでしょ?
と思いきや、当時ほどではありませんが
体調不良を誤魔化しつつの生活をしています。
なのでこれを読んで非常に反省しております。


更年期障害は個々で症状が異なることもあって
あまり重篤に感じないということもあります。
その更年期障害も含めて
「なんだか体調がおかしいのが続いているなあ?」
と感じたら病院への受診をしたほうがいい。
そう痛感した内容でした。

【あらすじ】
47歳。突然人生の大展開。
体調をくずし、駆け込んだ病院で下された診断は「心臓弁膜症」。
たてた目標は「ひとりで入院し、ひとりで歩いて、元気に退院すること」―。
婦人公論.jpで237万PV突破の人気連載。
書き下ろしを加えて待望の書籍化!

1(四七歳のある日、突然倒れて緊急入院が決定した話;
「心不全になったら、心臓は二度と元には戻らない」と宣告された話;
七歳、子ども病棟で、私とふみちゃんの関係性が逆転した話 ほか)
2(退院後、慣れ親しんだベッドも、洋服も、本も、無理になった話;
不運の中のラッキー?“神の手”と呼ばれる医師が転院先にいた話;
退院する日、私はこの“王将”で餃子を食べる!と誓った話 ほか)
3 開胸手術を受けて回復した私の、それからの話

HonyaClub より

更年期障害だと思ってたら重病だった話

著者:村井理子
出版社:中央公論社
発売日:2021/9/8


【本日のサムネイル】
更年期障害のイラスト
頭痛・イライラ・動悸といった、更年期による障害に悩まされている女性のイラストです。

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