きみが選んだ死刑のスイッチ

ノンフィクション

【初回公開:2012/05/18 (Fri) 17:48】

きみが選んだ死刑のスイッチ
森達也
よりみちパン!セシリーズ

  • 単行本(ソフトカバー): 267ページ
  • 出版社: イースト・プレス; 増補版 (2011/11/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4781690211
  • ISBN-13: 978-4781690216
  • 発売日: 2011/11/17
  • 商品の寸法: 18 x 12 x 2 cm

国民を巻き込んで突き進む裁判員制度により、すでに多数の死刑判決が出されている。
そもそも「罰」とは、激しい苦痛を与えることなのか。
「厳罰化」日本と真逆の道を行くノルウェーの刑事司法制度を取材した著者が、
「ぼくたちに必要なメッセージ―犯罪への寛容さが意味するもの」を増補。

(Amazonより

私がこれを読んだのは、倫理社から出ていたものです。
いまはこの会社はなく、イーストプレスがこの「よりみちパン!セ」シリーズを出しています。
倫理社から出ていたものは、「増補版」として更に追加文章が加えられているようです。

裁判員裁判について書かれた本です。
ひとが人を裁くということはどういうことか。
また情報を正しくジャッジメントするにはどうしたらいいのか。

昔、テレビのワイドショウがすきな時期がありました。
なんも考えないでいいのが楽でした。
職場でもそれを話題にすればよかったので楽でした。
でも、とあるニュースが実は嘘だったとしりました。
ものすごく嫌な気分になりました。
それからテレビをあまり見なくなりました。

私たちが普段めにしているメディア
テレビや新聞雑誌、インターネット
情報が日々流れるようにあふれています。
楽しいニュースは少なくて、事故や事件ばかりです。
誰が誰を殺した。
でも、それってほんとう?
いまも冤罪があって、犯人ではないけれど
捕まって刑にふくしてる人がいます。
どうしてかな?

そういうことって、実は生きるうえでたいせつな事じゃないかな?
そうおもいます。
いまをいきてるすべてのひとによんでもらいたい一冊です。

タイトル:きみが選んだ死刑のスイッチ
著者:森 達也
出版社:イーストプレス

きみが選んだ死刑のスイッチ (よりみちパン! セ)

【2020/12/13追記】

裁判員裁判と死刑制度について書かれた本です。

この本と「悪いことをしたらどうなるの?」は子どもに読ませたい本です。

最近は裁判員裁判が当たり前になって報道もされなくなりました。

私たちが法を裁くことは当たり前のことではないですが、ひっそりと今もどこかで行われています。たまたまみたニュースで「裁判員裁判で…」と聞くと、この事件が一生忘れられないことになっている人がいるのかと思ってしまいます。

まだ私は選ばれたことがありませんがその時が来たらちゃんと自分の意見を述べれるのか疑問でもあります。

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