バイオハザード

ノンフィクション

【初回公開:2011/12/17 (Sat) 12:33】

バイオハザード
ケン・アリベック
二見書房

  • 単行本: 399ページ
  • 出版社: 二見書房 (1999/06)
  • ISBN-10: 4576991248
  • ISBN-13: 978-4576991245
  • 発売日: 1999/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2.2 cm

内容(「BOOK」データベースより)

「私はソ連生物兵器開発計画の最高責任者だった」―
ペスト菌、エボラ出血熱ウイルス、炭疽菌、天然痘ウイルス等恐るべき生物兵器がひそかに製造され、
北朝鮮、イラクをはじめ、各国に流出した!当時の最高指揮官が米国に亡命し、
その内幕を暴いた戦慄の実録。

Amazonより

カプコンのゲームでもなければ
ミラ・ジョヴォビッチの映画でもありません。
ちょっと検索したら、意外にも書評もされてなくって
あれ?と困惑しましたが。
とにかくぶっ飛んだ内容で、驚愕通り越して
ポカーンでした。
私が物をしらないだけといえばそうなのですが。


第二次世界大戦。
日本で生物兵器が開発されて、実際遣われた。
これを知ったのは高校生の事でした。
それをレポートに書いたら、何故か怒られました。
テレビでみた事だったので、
「あーあれは嘘なんだ」
そうおもってました。


昔から生物兵器は存在してます。
兵器というから聞こえは悪いですが
敵陣の中にある水源に糞を撒くというのもそれです。
そんなこんなで。
「最近まで私、ソ連で生物兵器作ってましたけど質問ある?」という内容。

ソ連はずっとアメリカが自国を滅ぼすという幻想に囚われて
「生物兵器なんかつくらんもんね」という国際的調印にサインもしましたが
裏ではじゃんじゃんばりばり作ってました。
というか。
ほんと、つい最近まで!
つーかまだ作ってるんじゃね?としか思えません…
まあわかるよ。
自国民が戦争で被害にあうならば、誰もが被害にあわず
いつのまにか敵国が自然に病気で死んで滅べばいい。
でも、なんかおかしくね?
よく思うんですが、いじめやリンチの現場でいろいろやっちゃって捕まって
「いま思うとなんで?」って。
そんな感じで。
当時のソ連はそれが当然だったのかもしれない。
けれど彼は医学学校から軍の医療研究機関に移動したばかりの頃葛藤してます。
結局、その悪事に加担したのですが。
政治的に悪を善と置き換えてしまうのは
昔、日本が戦争の時してしまった過ちですが。
私がこうのんきにこう書いてるいまも
どこかの国で兵器はつくられてるんだろうな。

余談ですが
日本はこういった研究にうといのか
こないだもこういう研究機関がなくなるとか聞きました。
兵器としてはどうなんだ?ですが
もうなくなった病原菌を保存研究してる機関の閉鎖はいかがなものなんでしょうかね?
ちょっとこわいなあと思いました。
(読むとこのこわさが判ります)

タイトル:バイオハザード
著者:ケン・アリベック
出版社:二見書房

バイオハザード

【2020/12/14追記】

読んだ当時も思ってたんですが、これほんとのこと何パーセント書いてあるんだろう?と思ってます(小声)

やっぱりレビューは見つからないし、ぜんぶ本当だったら大問題ですし。

細菌兵器、コロナの流行の初期もそんなふうに言われましたが実際はわかってません。

同じようにこの本の内容も噂レベルのことを本にしたんだろうなあという感じです。

たまにはこういう本もいいかもしれませんが、こうもんにゃりもしました…

(ふらっと立ち寄った古書店で購入したのもよくない…でも新品で選ばないですね)

コメント

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