【初回公開:2014/01/14 (Tue) 10:05】
「子供のキモチに一番近い大人たちがえらぶこの3冊」
というこれはどのような職業のひとがえらんだものなのだろうと手に取りました。
司書さんだったり、先生だったり。
おもしろいなと思ったのはPTAのお母さんたちが
ボランティアで読みきかせなどを行っているというのを知りました。
どうして子供に本を読んでほしいのでしょうか?
どうすれば本を自主的に読んでくれる子供になると思いますか?
とある町のことです。
町の事業として大きな図書館を作りました。
そこの町とその周辺には図書館というものがありませんでした。
おおきな、すてきな図書館です。
でもおとなたちは言いました。
「こんなの作っても税金のムダづかいだ」
誰も図書館には行きません。
すてきなぴかぴかの図書館。
どうすれば子供たちのあふれる場所になるでしょうか。
いまの子供たちの世界には、
私たち大人が彼ら彼女らだった頃にはなかったものがあふれています。
ゲームにインターネットに、玩具、そして学習塾
息苦しい世界を作ってしまったのは大人です。
私たちが子供の頃に経験したこと「だけ」をさせようとしても無理が生じます。
今の子供たちが大人になって働くとき、今はまだ存在してない職業につくなんて大いにあり得ます。
たとえば携帯電話のショップ店員なんて職業は
ここ数年できたものですよね?
大人本位の「本を読んでほしい」よりもまず
「本をすき」といってくれること。
それだけでいいと思います。
いろんな子がいていいと言ってあげるのもまた大人の仕事だと思うのです。
【2021/09/07 追記】
現在この本は出版元である北海道新聞社で絶版のようですが
本書にて紹介されている本のリストがPDF化して無料開放されています。
ここだけでもDLして参考にしてみてはいかがでしょうか?
北海道新聞社の本「小学生はこれを読め!」
【あらすじ】
いのちのおはなし・どんなかんじかなあ・齋藤孝のガツンと一発―勉強なんてカンタンだ!
おしいれのぼうけん・どうぶつえんガイド・はじめてのキャンプ
おさるはおさる・モニカさんのハーモニカ・ねこと友だち
いのちをいただく・ぶたにく・いのちの食べかた
100万回生きたねこ・雪の写真家ベントレー・からすたろう
ジェインのもうふ・どろぼうがないた・一つの花
いぬうえくんがわすれたこと・点子ちゃん・わたしのいもうと
荒野にネコは生きぬいて・おさるはおさる・灰色やしきのネズミたち
ハリー・ポッターと賢者の石・齋藤孝のガツンと一発―頭がよくなる必殺!
読書術・注文の多い料理店
ずーっとずっとだいすきだよ・ルリユールおじさん・西の魔女が死んだ〔ほか〕
北海道内の“児童書通”が選んだ、小学生のためのおすすめ本ガイド。
厳選された645冊のリストの他、湯本香樹実、堀川真のインタビュー、
座談会「本との幸せな出合いをつくるには」なども収録。
編集:「小学生はこれを読め!」編集委員会
出版社: 北海道新聞社
発売日:2011/9/1
【本日のサムネイル】
一緒に本を読む子供たちのイラスト
互いに本の両端を持ち、
うつ伏せになって楽しそうに読書をしている子どもたちのイラストです。
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