【未来につなげたい】セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅

(本ページにはプロモーションが含まれています)

 

ノンフィクション

どんな内容なの

レースで走る馬たちは、この後どこへ行くのだろう…?
競馬業界の未来と社会をつなぐプロジェクトが今、動き出す!
動物ノンフィクション作家が、競馬業界を歩いて目にした最新事情。
抱いたのは“社会が変わる”大きな期待感だった。
4年の歳月をかけて馬を愛してやまない人々の活動現場に迫った、渾身のルポルタージュ!

HonyaClub より

はじめに

競馬業界では毎年約7000頭のサラブレッドが生産されて
一方約6000頭が引退するが
その多くが行方不明となっています。

第一章 突然だが、馬主になった

ラッキーハンターという馬の馬主になった著者は
もっと馬について知りたいと調べ始める。
競走馬の世界では2,3歳と若くして引退するケースが多く
しかも馬の寿命は30年と長い。
競走馬から引退した後彼らはどのような人生を送るのだろうか?

第二章 馬と生きる新しい仕組み

滋賀県栗東市にある引退競走馬専用シェルター(TCCセラピーパーク)の活用内容と
元JRA調教師の角居勝正さんの活動がまとめられています。

第三章 知られざるリトレーニングの世界

早期の離乳によって競走馬となった馬たちは
馬本来の群れの生活を知りません。
それを教えるためにトレーニングを行います。
それはどのようなものなのでしょうか。

第四章 馬と暮らした日本人

競走馬の歴史と
現在住宅街で馬と暮らす女性を取材されています。

第五章 ある地方馬主のリアルと挑戦

株式会社馬事学院の活動と
とある一人の馬主さんのエピソードです。

第六章 ホースセラピーの力

ラッキーハンターをはじめ
ヒースセラピーとして活動している元競走馬のお仕事について書かれています。

第七章 旅して食べて馬を応援

奥能登で元競走馬と触れ合うツアーや
八幡平にて馬ふんを用いてのマッシュルーム生産の例を紹介しています。

第八章 社会が変わる交差点

ゲーム「ウマ娘」をきっかけに引退した競走馬に対する寄付金が増えたり
またJRAも引退場についての支援を始めています。

おわりに

よんでみて

競走馬が引退した後どのような生活をしているのか
これは著者が動物に関するノンフィクションを多数書いていたからこその疑問だと思います。
北海道の牧場でのんびり引退して草を食む気ままな生活…
のイメージのような生活は本当に一握りでしかないのだと突きつけられました。
そもそも引退してからどのような扱いをされているのか
それ自体調べてないからわからない
マイクロチップや馬の健康手帳などは競走馬だったからこそ利用されていましたが
引退したらそれらを使うことはできなくなるのです。
そのことに疑問を感じ活動している人々が紹介されています。
JRAや国もまた引退馬の生活の現状把握に乗り出しています。
まずは「馬ってかわいい!」を体験しに競馬場にいってみるのも方法ではないでしょうか。


セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅

著者:片野ゆか
出版社:集英社
発売日:‎ 2023/12/5


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