FGOプレイヤーなら読むべし‼
A4サイズのフルカラーの本です。
ギリシャ神話に登場しているキャラクターの有名どころが網羅されています。
私もFGOをプレイしており、「キャラクター相関がわかるかな?」ということで手に取りました。
1・オリュンポス12神話
2・ティタン神族と2番手の神々
3・愛された者たち
4・壮大なる叙事詩
5・獣や怪物
6・不幸な者たちと有名なエピソード
1・オリュンポス12神話
ゼウス、ポセイドン、ヘラ、アテナ、アプロディテ、アポロン、ヘルメス、
アルテミス、ヘパイストス、アレス、ハデス、ディオニュソス、デメテル、
ヘスティアが取り上げられています。
12神話と銘打ちながら14神が取り上げられているのは
「冥界の神ハデス」は地下神殿から出ることはないので理論的には12神には含まれず
また「ぶどう酒の神デュオニソス」も仲間に含まれることはないのですが
オリュンポスの神々と共に語られることが多いので
今回は一緒にかいてあるそうです。
この本の素晴らしいことのひとつが、
神々の名前がギリシャ名のほかにラテン語名、英語名も記載されていることです。
例えばギリシャ名「ゼウス」ですが、
ラテン語名は「ユピテル」英語名は「ジュピター」となります。
ギリシャ名だと「聞いたことがないな?」
でもラテン語名や英語名だと「知ってる!」という神もありました。
今回はギリシャ名で統一しています。
他にその神のエピソードが描かれた絵画や、
神話だけでなく現代までその神に関連する様々な雑学も書かれていて
興味を持ちやすいと思います。
2・ティタン神族と2番手の神々
オリュンポス12神に引きずり降ろされた前世代の神がティタン神族です。
エロス、ペルセポネ、アスクレピオス、イリス、プロメテウス、クロノス、
アトラス、ムーサが取り上げられています。
3・愛された者たち
恋の話が多いギリシャ神話で、それに関する神々をまとめました。
ダナエ、イオ、レダ、エウロペ、オリオン、ダプネが取り上げられています。
4・壮大なる叙事詩
さまざまな叙事詩に登場する神や半神、英雄などがまとめられています。
ヘラクレス、イアソン、オルペウス、ディオスクロイ(カストルとポリュデウケス)
テセウス、ペルセウス、べレロポンとキマイラ、パリス、ヘレネ、ヘクトル、アンドロマケ、
カサンドラ、アガメムノン、メネラオス、アキレウス、アイアス、オデュッセウス、
アイネアス、ディド、ロムルスとレムスが取り上げられています。
ヘラクレスの12の試練
イアソンの金羊毛をめぐる冒険
オデュッセウスのオデュッセイア
この三作品は冒険の内容も書かれています。
5・獣や怪物
ギリシャ神話に登場する超自然的な存在である怪物たちがまとめられています。
ペガソス、エリニュエス、ケイロン、カロンとケルベロス、セイレン、アマゾネス族、
スピンクス、メドゥサが取り上げられています。
6・不幸な者たちと有名なエピソード
タンタロス、シシュポス、ダナイスたち、ミダス、オイディプス、パエトン、ナルキッソス
パンドラ、オレステス、イカロスとダイダロスが取り上げられています。
読んでみて
なんとなく知っていたエピソードが実は全く異なっていたり、
ゲームやアニメなどでとあるキャラクターが話していたセリフの意味がこの逸話から来てたのか!
とわかったりと、発見が多かったです。
知らなくても各作品は楽しいですが、知ってから視聴やプレイすると
その楽しさがさらに倍になるのがわかりました。
この本をきっかけにもっとキャラクターを掘り下げて調べてみようと思いました。
わかりやすかったので、ほかの神話などもこういう本があるといいのになー
タイトル:世界一よくわかる! ギリシャ神話キャラクター事典
著者:オード・ゴエミンヌ 訳:村松一男
出版社:グラフィック社
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