辺境生物探訪記 -生命の本質を求めて

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ノンフィクション

【初回公開:2010/08/11 (Wed) 18:33】

・辺境生物探訪記 -生命の本質を求めて
 長沼毅・藤崎慎吾(著
 光文社新書


新書: 406ページ
出版社: 光文社 (2010/7/16)
言語 日本語
ISBN-10: 4334035752
ISBN-13: 978-4334035754
発売日: 2010/7/16
商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 2.4 cm

・目次
 プロローグ 辺境の生物を訪ねる旅へ
 第1幕 南極は”しょっぱい大陸”
 第2幕 深海で出会った生物の「大群」
 第3幕 原始地球は温泉三昧
 第4幕 乾燥と「高イオン強度」に耐える生物
 第5幕 「スローな生物学」への挑戦
 第6幕 宇宙空間で生き延びる方法
 エピローグ 生命は宇宙を破壊する

◎深海底、地底、砂漠、北極・南極、火山、宇宙空間……
辺境(極限環境)に棲む微生物に学び、生命の起源を探る。
「科学界のインディ・ジョーンズ」とSF作家による極限対談。
◎南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間……
低温、高温、高圧、乾燥、無酸素、高放射能など、
どんな過酷な環境にも生命は存在する!?
辺境生物学者で、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ長沼毅と、
『クリスタルサイエンス』『ハイドゥナン』などの小説で辺境を描いてきた藤崎慎吾が、
地球の”極限環境”に生きる奇想天外な生物たちを訪ね、
生命の謎や本質について語り合った。
生物学の最前線がわかり、科学の面白さが堪能できる一冊。
(Amazonより


しあわせな時間だったと今振り返っても思う。
新書としては異例の分厚さだった。
値段も高かった。
でもそんなの関係なくって、
読んでる間、ずっとわくわくした。
もっと知りたいと思ったし、飽きなかった。
もっと読みたい!と思った対話集は初めてだった。
なので書評に書くのは躊躇してる。
それだけ人に薦めるのが勿体ない!

生物とはどこからをいうのか。
動物だけを言うのか。
植物は動かないから、生物じゃない?
世界で初めて産まれた生物ってなに?
生き物はどこからきたの?
一回くらいは「なぜ?」と思ったことがあるかと思う。
初めは「へー…」くらいから始まった対話が
「えッ?そっちの方から見るの?!」といった
多角的な方向から見て考える。
自由に考えていいよ。
わかんないこと調べてもいいよね?
自分の欲望に忠実に動くって、楽しいだろうなと思う。
勿論楽しい事ばかりではないだろう。
でも、この人はそれさえも楽しんでる。
それも才能の一種だと思う。

タイトル:辺境生物探訪記 -生命の本質を求めて

著者:長沼毅・藤崎慎吾

出版社:光文社

【2020/10/20追記】

10年たっても面白い!難解ではないので小学5年生くらいからでも読めると思いますので読書感想文にぜひ!

簡単にいうと

「雪山でも深海でも火山でも地下でもいきものがおるよ!」

では、いきものとはなんでしょう?

それは動物、鳥、魚、昆虫ではなく、微生物なんです。

微生物がいきものって納得いかない!という方は是非読んでみてください。

著者はこの一般的な動物が住まないような「辺境」に赴き、

そこに住む微生物を調べる仕事を(研究)しています。

そこにいきものがすむということはどういうことか

いきるということはどういうことか

そんなまじめなことも考えれますが、なんてったって単純に面白い。

冒険譚としてもわくわくする本なのでぜひ読んでみてくださいね。

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