【日本SF界の始祖】人造人間エフ氏【青空文庫】

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文芸

【初回公開:2011/05/17 (Tue) 08:28】

人造人間エフ氏
海野十三
青空文庫

海野十三 (うんの じゅうざ) 
      1897年12月26日ー1949年05月17日 

日本におけるSFの始祖となった小説家。本名は佐野昌一。

徳島市の医家に生まれ、早稲田大学理工科で電気工学を専攻。
逓信省電気試験所に勤務するかたわら、
1928(昭和3)年、「新青年」に『電気風呂の怪死事件』と名付けた探偵小説を発表して小説家としてデビュー。
以降、探偵小説、科学小説、加えて少年小説にも数多くの作品を残した。
太平洋戦争中、軍事科学小説を量産し、
海軍報道班員として従軍した海野は、敗戦に大きな衝撃を受ける。
敗戦翌年の1946(昭和21)年2月、盟友小栗虫太郎の死が追い打ちをかけ、
海野は戦後を失意の内に過ごす。
筆名の読みは、「うんのじゅうざ」、「うんのじゅうぞう」の二通りが流布している。
丘丘十郎(おか・きゅうじゅうろう)名でも作品を残し、
本名では電気関係の解説書を執筆している。
(青空文庫より

電子書籍として初めてDLして読んだ本。

私は小学生の頃、教科書で星新一に触れてからとにかく氏の本を読み漁った。
氏の話にはエヌ氏、エフ氏が登場する。
それをほうふつさせるタイトルに惹かれた。
作家のプロフィールにもわかるとおり、戦争中に軍事系読み物を書いていた。
その頃のものと思う。
某国の地名などがあり、また言い回しが最近とは違ってるので
そういう面でもおもしろい。
子供向けに書かれたのであろうこの作品は、短いながらも
ハラハラさせられ、大人でもおおいに楽しめる短編である。
知らないでタイトルだけで選んだけれど、正解だったと思う。
完全にSFでした。

タイトル:人造人間エフ氏
著者:海野十三
出版社:青空文庫

人造人間エフ氏

【2021/01/14 追記】
初めて購入した電子書籍のリーダーはSONY Rederでした。
その後kindleアプリを入れてみたものの、使い勝手がよくなく
数年後kindle paperwhiteを購入し、アプリも入れてfireHDと電子書籍と付き合ってます。
リーダーを購入してみたものの、何読もうかな?無料でためしに何か読みたいな?と探したのが
青空文庫でした。
著者の場合、星新一氏のテイストに似ていてかなり読みやすく、かつ短いものが多いので
とてもお世話になりました。
最近はKindle Unlimitedなどもありますし、スマートフォン自体が防水機能ついていたりで
部屋でも出先でもお風呂でも手軽に本が楽しめるいい時代だなあと感謝しかないですね。

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