子どもが感染しやすい感染症とワクチンについて網羅!という珍しい本
すごいタイトルだなと思ったら
タイトルにある「専門家の父」とは
北里大学のウイルス感染制御の特任教授で
著者は消火器外科医をしながら漫画家、
夫は外科医
母は小児科医という医師一家。
そんな一家でも、自分が専門ではないと難しい感染症について
わかりやすくコミックでかかれたのが本書です。
この本がすごいのは
お子さんがいらっしゃる家庭ではおなじみの感染症ばかりが扱われています。
麻疹と風疹、おたふくかぜと水痘、
結核、ロタウイルス、ポリオ、
インフルエンザ、肺炎球菌
そして新型インフルエンザと、新型コロナウイルス
その感染症の原因と歴史、そしてそのワクチンの歴史や種類・副作用についてが
コミックだからこそのわかりやすさで書かれています。
コラムでは少し突っ込んだ解説も書かれています。
感染症の治療、ワクチンの開発は簡単なものではなく
時にはそのワクチンでひどい副作用がおきて使用中止になったり…
今私たちが体内に接種しているワクチンは
どれもものすごくたくさんの人が関わって作られています。
どの感染症も、それで苦しむ人々が減るようにと研究されています。
日本はあまり国が予算をつけてくれず、開発が遅れているという一面もあります。
いま誰もが望んでいるワクチンについて
ちょっと読んでみませんか?
【目次】
第1章 感染症っていったい何なの?
(感染症とは?;感染症とワクチンの歴史)
第2章 感染症について知ろう1 生ワクチンで防げる病気
(麻疹と風疹;おたふくの水痘;結核;ロタウイルス)
第3章 感染症について知ろう2 不活化ワクチンで防げる病気
(ポリオ;DPT;インフルエンザ菌と肺炎球菌)
第4章 インフルエンザと新型コロナウイルス
(インフルエンザ;新型コロナウイルス;ワクチンの光と影)
感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた (コミックエッセイ)
著者:さーたり、中山哲夫
出版社:KADOKAWA
発売日:2020/11/13
★同じCOVID-19に書かれた本はこちらもどうぞ★
【本日のサムネイル】
予防注射を受ける人のイラスト(男性)
二の腕に予防注射(予防接種・ワクチン接種)を受けている男性のイラストです。
コメント