日本の外からコロナを語る 海外で暮らす日本人が見た コロナと共存する世界各国の今

ノンフィクション

各国に住む日本人がコロナ禍でみた、だれも教えてくれなかった景色

アメリカ合衆国(ニューヨーク)
中国(上海)
台湾(台北)
ベトナム(ホーチンミンシティ)
カンボジア(シェムリアップ)
韓国(ソウル)
タイ(バンコク)
フランス(パリ)
フィリピン(マニラ)


上記9か国に住む日本人が
新型コロナウイルスが蔓延した時期から2020年9月、10月頃まで
いったいどんな生活をしていたか知っていますか?
その間日本は諸外国からの入国制限を行っており
ビザや運転免許証の更新で入国したくてもできない状況でした。
仕事や結婚、起業などで外国に住んでいる場合
日本国内の新型コロナウイルスの支援は受けれたのでしょうか?
その国によってはロックダウンも行われました。
それらを含め、貴重な、いまだから知りたい本でした。

各国の詳細は本書を読んでいただくとして。
驚いたのは各国の初動の早さです。
とにかく対応が早いのです。
蔓延する前に渡航を禁止したり、街を封鎖したりと
患者数がまだ少ないうちにどんどん対策をしている国がほとんどです。
マスク販売アプリや罹患者の行動エリアの公表など
その対応は各国様々です。
そして原稿が書かれた当時
「早く日本も落ち着いてほしい」
「日本は先進国なのにどうしてこんなに対応が遅いの?」
と日本を心配してる現地の方々が多かったことです。
(諸外国の初動が早すぎて日本がいかに後手後手だったかもよくわかる内容になっております)


尤もそのレポートを記してる方は日本人なので
「はやくあなたの故郷(日本)が落ち着いてほしいよね」
は当たり前に会話に出てくるかもしれません。
ですが、観光産業で成り立っている国などは
はやく日本からの観光客が来てほしい!
ビジネス相手の日本に早く今まで通りに行き来したい!
と仰っているケースが多いようです。


また感染防止に伴い業務停止命令が出て家にいて困った時
SNSをみた現地の同僚らが助けてくれたりと
何かとその仲間同士や
住んでいる地域コミュニティ内での助け合いがあったようです。
日本人は平時、日本人同士でつながってることが多いらしいですが
今回はその垣根を取っ払っての
お互い不安だからこその助け合いが当たり前にあって
素晴らしいなと思います。


これらが書かれた時は2020年の初秋ですが
それ以降にアジア人を狙ったヘイト行為が起きている国もあります。
閉鎖され自由がなく鬱屈した気持ちをぶつけたい。
噂が独り歩きしたことによる事件は私たちの耳に入りやすいですが
みんなで協力して乗り越えようとしているのは
国や出身かかわらず、同じ気持ちです。
ソーシャルディスタンスとマスク、手洗い。
自分とまだ知らない誰かの大切な人のために
みんなで乗り越えましょう!

どの国のレポートも
明るく元気に書かれており
その文化の違いもありますので
それを楽しむというのもいいですよ!


【本日のサムネイル】
手を洗うアマビエのイラスト
アマビエのキャラクターが石鹸を使ってしっかり手洗いをしているイラストです。

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