お散歩をしていたら
「ポーン」
空気がぬけてべこべこになった、子ども用のビニルボールが頭にぶつかりました。
周囲では自宅の庭で子どもが遊んでいたおうちもありましたが
ボールあそびをしていた様子はありません。
背後から頭頂部にかけてぶつかって、前方向にボールがバウンドした動きでしたが
前方にボールもありません。
「?????」
左側は住宅街、右側は街路樹で、その街路樹の生い茂った木々のなかから
複数羽のカラスらしき鳴き声が聞こえていました。
姿はみえなかったので、そのまま歩いていたら、
背後から右肩に何かがぶつかってきました。
前方から低空飛行をして向かってくるカラスもみえたので
左に曲がって住宅街に入っていきました。
しばらく歩いてから
ボールかと思っていたのが
実は
「カラスに襲われたのだ」と気づきました。
カラスはなぜ襲ってきたの?
カラスは4月上旬頃から7月下旬頃にかけて、
2羽が番(つがい)で巣をつくり、通常3~5個の卵を産んでヒナを巣立ちまで育てます。
巣に近づく人がいれば高いところから様子をうかがい、
「カッカッカッカ」と鳴いたり、とまっている木の枝や電線を激しく突いたりします。
それでも巣の近くから人が遠ざからないと、
後方から低空で飛んできて頭の付近をかすめて飛んだり、
脚で後頭部を蹴っていくことがあります。「カラスをよく知ろう」札幌市HPより
5~7月の繁殖期には、番(つがい)で巣の周辺で卵やヒナを守ろうとするので、
この段階で親カラスの存在に気づくことで、威嚇行動から身を守ることが容易になります。
なお、カラスの縄張りは半径約20~100メートルといわれていますので、
この範囲から抜けると追ってこなくなるといわれています。
びっくりショックでぼんやり散歩を終え帰宅し
調べてみたら
案の定カラスの威嚇だったようです。
このように威嚇してくるのは「ハシブトガラス」のようです。
散歩中はキャップ帽をかぶっており、
肩もちょっと痛いくらいで痣や怪我もありませんでした。
散歩中の転倒や交通事故は想定していましたが、
まさかカラスに襲われるとは思っていませんでした。
7月下旬までが北海道のカラスの子育て時期とのことですので
とうぶんは散歩ルートを変えようと思います。
巣を見かけたら、どうしたらいいの?
巣を見つけても巣の下で立ち止まったり見上げたりしない。
「カラスのよる被害を防ぐために」札幌市HPより
頭・肩を覆うように傘を差す。
頭を守るために帽子をかぶる。
腕をまっすぐ上げて動かさずにゆっくり通過する。
公園や市内の街路樹でも
木々に枝などが組まれた巣らしきものを見かけることがあります。
そんな時は上記のようにそっと通過しましょう。
気候がいい時期ですから、カラスも人間も気持ちよくいたいものです。
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むかし田舎にこういう鳥よけの目玉がぶら下がっていたんですが、
懐かしいですねえ。
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