当時、新型コロナのワクチン接種(一回目)の副反応があまりにひどく
このひどさをどうにかしたい…とチョイスしたのが本書です。
余談ですが副反応がひどくてもヨボヨボしつつ、当時ブログの更新をしてました。
そなえよつねに、の精神で今後生かしたいですね。
どんな内容なの?
ホームページ(SNS含む)の管理人が亡くなった、その後それらはどうなったのかを
観察、研究しまとめたものです。
悪趣味にも感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、社会学的にも興味深いものだと思います。
目次
第一章 突然停止したサイト
第二章 死の予兆が隠されたサイト
第三章 闘病を綴ったサイト
第四章 辞世を残したサイト
第五章 自ら死に向かったサイト
第六章 引き継がれたサイト/追憶のサイト
管理人が亡くなった(と予測されるものを含む)サイトは上記6項目に分類されています。
有名サイトも掲載されていました
糖尿病で亡くなった管理人さんである落下星さんのサイトも掲載されていました。
時折話題に上るちょう有名サイトです。
初めて読んだときの衝撃はいまだに覚えています。
現在は有志の方々の手で存続されています。
残されたサイトを知り、それを読んだ人が身が引きしまる思いをする。
自分は気を付けようと思う。
それだけでも残された意味があると思います。
他にもアイドルやタレントさん、アニメーターさんなど
有名な方のサイトも多数取り上げられています。
よんでみて
各章の間にコラムがあるのですが
それがとても興味深いです。
・故人のサイトは死後、どんな道をたどるのか
・放置サイトと死亡説、とくに3・11関連の事例
・騙られた死
・海外の辞世のコンテンツ、とくに動画と社会派の事例
・自殺実況の痕跡
ただ管理人が亡くなったサイトを網羅するだけでなく
その調べ方まで記載があるというのは珍しいのではないでしょうか。
「もし自分が亡くなってしまたら」
各種SNSやサイトをどうするかを考えるのに一石を投じていると思います。
追悼コメントだけでなく、スパムや荒らしが書き込みをしたり
そのサイトの代理管理者がいないとどのような経過をたどって荒れていくのか。
サイトやSNSの書き込みによっては個人が特定される場合もあります。
そういうこともふまえ、今後どのように付き合っていくかを
考えてみてはいかがでしょうか。
(なおこのサイトは有料レンタルサーバーなのでお支払いが止まったら
閲覧不可、消滅となります)
掲載されているすべてのサイトの管理人様の
ご冥福をお祈り申し上げます。
著者:吉田雄介
出版社:社会評論社
発売日:2015/12/11
【本日のサムネイル】
遺影で使われる額縁のフレーム素材
お葬式の遺影に使われるような、黒い額縁と黒いリボンのフレーム素材です。
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