災害に備えて防災用品を用意してる方は多いと思います。
私も用意してます!
ですがふと気づきました。
「災害時ってなに食べればいいの?」
2018年北海道胆振東部地震にて
北海道全域が大規模停電、ブラックアウトが起きました。
その時カセットコンロでご飯を炊いてレトルトのお味噌汁
夜はレトルトカレーを食べました。
翌日もおにぎり、非常食のまぜごはんとバリエーションが少なく
「おなかすいたなー」と思っていた記憶があります。
私が住んでいた場所では停電は二日で終わったので、すぐにいつもの日常に戻りました。
(場所によってはもっと長く停電が続きました。)
でももっと大きな大規模災害が起きたら?
どうすればいいんだろ?
ずっと頭に引っ掛かっていました。
ローリングストックと、「平常時に試してみる」大切さ
防災時に食事、というと
「ローリングストックで!」
というのが基本になります。
ローリングストックとは、
「普段遣いをしながら食べた分は都度補充する」という考えです。
防災用のごはんも定期的に食べて、
自分の好みの味か確認し、おいしいものを探すなどし
賞味期限切れを防ぎましょう。
冒頭のブラックアウト時に、非常食のまぜごはんを初めて食べましたが
つくり方がよくわからず失敗してしまい「おいしくない…」と
かなしい気持ちになりました。
非常食は平常時食べてみての手順と味の確認をお薦めします!
何をどれだけ用意すればいいのか?
どんな調理器具を用意しておけば便利か?
この問題は様々な防災サイトや本にも記載されています。
もちろんこの本にも記載されています。
各フェーズに対応されてる細やかさ
この本の面白いのは
・即食レシピ 災害発生~三日目までの最適レシピ
・省エネレシピ 四日目~七日目までの最適レシピ
・整食レシピ 八日目~に最適レシピ
と三段階、各フェーズで書かれていることです。
災害発生~三日目までは、電気ガス水道が止まっても作れるもの
四日目~七日目までは、カセットコンロなど最小限の道具で作れるもの
八日目~は、栄養補給を意識したレシピとなっています。
ごはんだけでなく甘味ものがあるのもうれしいですね。
レビューなどで「こんなんウチに買い置きないわ」というものも見かけましたが
この本をまるっとあてにするのではなく
「あくまでお守り」
と考え、「自分だったらこれを作るかな?」
「これとこれで作ってみたらどうかな?」と
いつもの常備品で作ってみるのが大事だと思います。
災害時だからこそ、いつもの味がほっとしますよ!
家族みんなで防災を考えてみよう
備蓄品について、
災害時のレシピの考案
災害時に備えての心構えや家族間のルールについて
携帯用の防災ポーチなど
これ一冊で防災について幅広く基本的ポイントが抑えられています。
家族構成やアレルギーの有無、ペットの有無などで
防災用品、備蓄品も異なり「これが正解!」がありません。
それだけに「これでいいのかな?」と不安になりがちですが
「自分たちにあったものはどれだろう?」と家族で話し合うことをお薦めします。
その際にこの本も参考にしていただけたらうれしいです。
【余談】
Amazonのkindle(電子書籍)ですと
東京都が作った防災ハンドブックの「東京防災」「東京くらし防災」が
それぞれ無料でダウンロードできます。
他の県が作った防災ハンドブックもあるようです。
(福岡県、熊本県、エフエム徳島)
また「東日本大震災の実体験に基づく 災害初動期指揮心得 」という本もありました。
スマートフォンにこういった防災ハンドブックをダウンロードしておくのも
防災のひとつとしてよいかと思います。
私が住んでいる都道府県では上記のようなハンドブックがなかったので
東京防災の電子版のダウンロードをしました。
これらが役立つことがない事が一番ですが、時折読み自分の住まいの場合
どうすればいいのか、どこに問い合わせるかなど考えてます。
女性の視点を活かした防災ミニブック (福岡県)
改訂版 福岡県防災ハンドブック 基本をまなぶ・記憶をつなぐ
防災ハンドブック2020 あなたの家族とまちを災害から守るために (エフエム徳島)
著者:今泉マユ子
出版社:清流出版
発売日: 2016/8/4
【本日のサムネイル】
パックのご飯のイラスト
「サトウのごはん」のような、
レンジで温めるだけで食べられるパックに入ったご飯のイラストです。
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