いろいろ防災本読んできたけど、ぶっちぎりで「おしゃれに防災!」
「防災グッズ欲しくない。めんどくさいしオシャレじゃないし」
という人は多いと思います。
実際そう発言した知人らもいます。(30~60代の複数女性)
「防災グッズのパッケージがださい」
「いつくるかわからない災害のために用意したくない」
「部屋広くないからそんなので場所とりたくない」…
個人的に思うところがあって
「防災グッズの選び方とか、有事にどうすればいいかわからんから読んでおこう!」と
今まで複数冊読んできましたが
今回の本書は上記のように言ってる方向けです。
ぶっちぎりにめちゃおしゃれなので、真似したくなるものばかりです。
なぜかというと
「おしゃれなものを日常品として用意、それが防災用品としてもつかえるもの」
だからです。
主に無印良品などでそろえているので、真似も簡単ですし
今はジェネリック無印(デザインが似ていて安価)も多いので
思った以上にコストも抑えられるのではないでしょうか?
(懐中電灯やバッテリーなどライフラインにつながるものはケチらないのをお薦めします)
著者の自宅での事例写真も多いのがポイントです。
そもそも「持たない暮らし」をしていたのが、地震を体験したことで
防災について考え始めた、というきっかけだったそうです。
おなじみの「ローリングストック」など従来のアイデアに
そのストックを無印良品のファイルケースにいれることで
「すっきりとした、かつ在庫の把握しやすい」収納にしているのが素晴らしいです。
ファイルケースは白を選びがちですが、クリアを選ぶことで
中身がわかりやすくなる、というのもポイントです。
また
「コロコロのついたクーラーボックスで、有事の際は水を運びやすくする」
「子ども用の防災ポシェット(サコッシュ)をつくる」など
目からうろこのアイデアも。
防災リュックや普段のかばんのなかみ、防災ポーチのなかみなど
気になる持ち物も写真でわかりやすいです。
防災ポーチに入れていた充電式カイロはモバイルバッテリーになるので
自分も購入したいと思いました。
(寒くなる地域は防寒対策もお忘れなく!)
従来の防災本は
おおきなリュックにあれもこれも…という内容が多いですが
「どうしたら暮らしやすいか」を中心に
日々のなかにどう防災グッズを取り入れるかを考えて書かれたものです。
「もしものためには考えたいけど…」とためらっているなら
とてもお薦めです。
おしゃれ防災アイデア帖 日々の暮らしに馴染み、”もしも”の時は家族を守る70の備え
著者:Misa
出版社:山と溪谷社
発売日: 2021/3/6
【本日のサムネイル】
防災グッズを確認する家族のイラスト
非常用持ち出し袋(防災非常袋・持ち出しバッグ)の中身を
家族で確認しているイラストです。
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