プリオン説はほんとうか?

ノンフィクション

【初回公開:2011/01/16 (Sun) 11:36】

プリオン節はほんとうか?
福岡 伸一

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: 講談社 (2005/11/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062575043
  • ISBN-13: 978-4062575041
  • 発売日: 2005/11/18
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.4 x 1.6 cm

遺伝子を持たないタンパク質が感染・増殖するという新しい発病機構を提唱し、
ノーベル賞を受賞したプルシナー。
彼の唱える「プリオン説」は、狂牛病対策など公衆衛生にも、重大な影響を持ち、
科学的真実として受け入れられている。
しかし、プリオン説はいまだに不完全な仮説であり、説明できない不可解な実験データも数多い。
はたして、プリオン説は、ほんとうに正しいのか?
(Amazonより

生物と無生物のあいだ、で有名な著者の11年前の著書。
2010年8月に読んだ。
去年は宮崎にて口蹄疫が大流行をし、さまざまな事がおきた。
そのつながりで購入。

「正直わからん。
というのも、プリオンという言葉を作った人は
当時型破りなタブーを犯してノーベル賞をとったからだ。
論文だって100%のうち、95パーセントでも
5%は仮説だと思う。
その5%をかき集めて文句書いた感じ?
じゃあ氏の考えは?というとわかんない、んだよなあ」
読んだ当時のメモより抜粋。

世界は不確かなもので出来ていて
わかんないけど、こーなった。
は案外多いと思う。
生物のしくみも。
このプリオン説はできすぎた仮説という。
我々は知らないだけで、普通にこういった感じで
物事は動いてるのかもしれない。

肝心のプリオンですが
もはや一種の古典に近い本書は基本で
もっと詳細については、最新の本を探すべきだと思う。
これはこれでいいんだけれども。
若干やっつけっぽい感じもしました。

タイトル:プリオン説はほんとうか
著者:福岡 伸一
出版社:講談社

【2020/10/30 追記】

当時はあの書き方がベストだったんだろうなあと今ならぼんやりとわかる。

科学は少しずつ毎日進化してるので、公表してないものも多いのだろうし。

(科学だけでなく技術だってなんだってそうかもしれない)

よって後半部分のデータが想定の域から出てないことに不満を書いてる人もいたが

この手のおなじテーマの最近のモノを調べれば解決されてるだろうと思う。

科学系の本は一冊で分かったつもりでも、翌年にそれがひくりかえされることもあるので

常時アップデートが必要なのでそれが面白くもあります。

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