【ツキノワグマ】ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら 

ノンフィクション

この本はツキノワグマのウンコの話なのでウンコが連続して書かれます。
ご了承ください。

どんな内容なの?

25年間にわたってウンコを拾い続け、
ツキノワグマの謎に包まれた生態を明らかにしてきた
クマ博士・小池伸介氏が数奇な研究人生と
“クマの本当の姿”を語る自然科学エッセイ。
体を張った研究の果てに見えてきた
森林におけるクマの役割と自然の神秘とは?
ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記。
研究者の愛が炸裂する動物研究記です。

Amazonより

1章 ウンコを集めて卒論を書く

卒論にクマの食性解析を選んだ著者。
クマが何を食べているかウンコを集めて調べるということだが
それが思った以上に困難であることに気づく。
地元の猟友会の方々にクマの出没エリアを聴くなど一か月
やっとウンコに出会えます。

2章 俺はクマレンジャー

ウンコ拾いと同時に、クマを捕獲し麻酔で眠らせて電波発信機付きの首輪をつける
という活動も行ってた。
クマがどのように行動しているのかルートをしらべ
緑の回廊をつくろうとしていたのだ。
罠にかかったクマをどのように扱うのだろうか。

3章 先生!!研究がしたいです……

クマが果実を食べる、移動する、ウンコをする、ウンコの中に種子がありそこから発芽する。
クマが種子散布者ではないか?
そう思った著者は調査を始める。
その後無事卒論も完成し就職もした著者だったが
クマのウンコひろいがやめられなかったのである。

4章 激闘!クマ牧場

大学院の博士課程に進んだ著者。
クマが木の実を食べてからそれがウンコになるまでどのくらいの時間がかかるのか?
それを調べるべく、秋田県のクマ牧場へ向かった。

5章 タネまくクマ

「ツキノワグマの出没メカニズムの解明と出没予測手法の開発」プロジェクトに関わっていた著者。
そのプロジェクトの一部と
クマにつけた電波発信機つき首輪を回収する困難さについて書かれている。
そして¥余曲折の末に著者は大学教員となるのであった。

6章 海外武者修行への旅

2011年著者はアメリカクロクマの調査を行うために三ヶ月留学をする。
アメリカでは冬眠中のクマに麻酔銃をうち捕獲するのだが
日本ではそう上手くはいかなかった。
またロシアでの調査についても書かれている。

7章 クマ研究最前線

バイオロギングという動物にカメラを搭載した首輪を装着しその行動をさぐる調査方法がある。
それを行ってみたが動画を解析したらクマが寝てばかりだった。
しかし繁殖期になるとメスに寄り添うようになる。

8章 クマさんのウンコと森を想う

あらためてクマがウンコをしたあと種子がどのように移動して繁殖するのか、
また近年シカが急増したことによって、クマの好きなドングリにも悪影響が出ている。

よんでみて

この本は珍しいツキノワグマのウンコに特化した本です。
というと「なんだろう…」と思われるかとおもいますが
ヒグマの生態や被害の本は様々ありますが
ツキノワグマ!ウンコ!というテーマの本はこれが唯一無二です。

ツキノワグマのウンコを集め研究することで、何を食べているか
その行動範囲なども調べている研究者の本です。
フィールドワークについての記述が詳しい&楽しいので
とても読みやすいです。
一度は研究者を辞めたのちに再び戻ってくるなど
著者がほんとうにクマ研究がすきなのだなと感じました。

近年ヒグマもツキノワグマも街にまで下りてきてしまうニュースがありますが
なぜそういうことがおきてしまうのか
そういうことを考える一冊でもあります。


ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら

著者:小池伸介
出版社:辰巳出版
発売日:2023年7月10日


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【本日のサムネイル】
ツキノワグマのイラスト
無の部分に三日月のような模様がある熊、ツキノワグマのイラストです。

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