【知らないでは済まされないかも?】操作される現実―VR・合成音声・ディープフェイクが生む虚構のプロパガンダ

ノンフィクション

アメリカ前大統領であるドナルド・トランプ氏がかつて連呼していた
「フェイクニュース」
それはアメリカでは当たり前に日常にあります。


私たちの生活に当たり前になっている各SNSやインターネット。
そこに虚偽だったり、プロバガンダな記事や書き込みがあふれています。
そういうニュースが大量に当たり前にあふれているというと
AIがやっているのだろうと思う方もいるとおもいます。
半分AI、半分ひとの書きこみで行ったほうが効率がよい、というデータがあるそうです。
(このAIの中にはBotもふくまれます)

TwitterのBot、インスタの書き込み、VRSNSの世界のデザイン
何気ないもの一つのデザインにまで人の手が入ってます。
その何気ないものに政治的な意味合いがひそかに隠されていたら?
そういう「もしも」が当たり前の世界になりつつあります。
そんなコンピュータープロパガンダは
各国で利用が始まっています。
少数民族に関する噂がFB上にあふれた結果、
殺されたり難民になっている人たちがいます。
ジャーナリストの噂がTwitterに流され続けて、
国外追放になった例もあります。


また選挙向けに「ソーシャルメディアコンサルタント」という仕事があります。
選挙に勝つためにどのような情報を流すのかを提案するそうです。
フェイクニュース、ネガティブキャンペーンなど
日本では関係ないもんね、とは言い切れないのです。


今後ますます私たちの生活に利用されるであろう
VR、ARなどのXR(メタバース含む)
こういったものまでも
プロパガンダにどのように利用するかも議論検討されているそうです。
こういった「仮想現実」をプロパガンダに利用するということは
現実とウソを今まで以上に見抜けにくくなる、ということでもあります。
そういった現状があることを認識しておかなければ
知らないうちに、ということがあるかもしれません。
自己防衛的な意味でも、
諸外国の例として読んで損はないと思います。
たぶんすぐ日本にもこういう事例が増えてくるとおもっています。

※Twitter社、FB社(メタ社)は
プロパガンダの書き込みを検知、削除していますが
コンピューターで削除してしまうと
全く関係ないところまで問題視してしまい削除してしまうので困難なのだそうです。

操作される現実―VR・合成音声・ディープフェイクが生む虚構のプロパガンダ

著者:サミュエル・ウーリー
翻訳:小林啓倫
出版社:白揚社
発売日:2020/11/4


【本日のサムネイル】
BOTのイラスト
Twitterで多く見られる自動的に情報を発信するプログラム、
いわゆるBot(ボット)のイラストです。

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