鯨人

ノンフィクション

【初回公開:2011/06/29 (Wed) 15:50】

鯨人
石川 梵
集英社新書

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087205789
  • ISBN-13: 978-4087205787
  • 発売日: 2011/2/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm

インドネシア東ヌサテンガラ州に属するレンバタ島のラマレラ村は、
銛一本で鯨を仕留める伝統捕鯨で知られている。
写真家である著者は約一九年にわたりこの村の様子を取材。
世界最大の生物に挑む誇り高き鯨人達の姿と、
村の営みに深く根ざす捕鯨文化の詳細を記録し、
ついには捕鯨の水中撮影を敢行する。
だが、この村にもまた、グローバリゼーションの波は押し寄せていた。
岐路に立つラマレラ村とその捕鯨文化を雄渾に活写する、比類なきネイチャー・ドキュメンタリー。

本の作りの問題と、
Amazonでさえも作者がネタバレまるっと掲載するのはいかがなものだろうか?
一応、略させていただきます。
これじゃ読まなくてもいいじゃん!!

作者はカメラマンで、インドネシアの某島へ当時はまだ知る人の少ない鯨漁の撮影へ。
足かけ20年の撮影は、本当に粘り勝ちという言葉が当てはまるものですが
すべてはタイミングなんだと思います。
ひたすら鯨を待つ間、いろいろ考え
そして現地の人ともなじんでゆく。
どうしてそれなのか?
昔ながらの生活と、今の生活のギャップ。
そして反捕鯨団体まで。
素晴らしい本ではありますが。
もっと効果的に写真使えたよね?
ちょっとー!どうしてこうなったの?とも思う・・・
詳しく見たい人は別売りの写真集ってことなのでしょうけれど
もうちょっと考えてほしかった!!

タイトル:鯨人
著者:石川梵
出版社:集英社

鯨人 (集英社新書)

【2020/11/26追記】

著者は鯨漁で有名になった写真家なので、それを期待したらがっかりなのですが

レビューでは「写真が(あまり)ないからこそ想像力がかきたてられる」とあってなるほどと思いました。

大きな船で漁をしてるわけでなく、ほんとうに小さな船でかつその人たちとおなじもので漁についていって取材をしてることを鑑みると

本来ならばシャッターチャンスな場所でカメラを用いることができないこともあるのかもしれません。

日本の捕鯨問題もそうですが、環境や愛護問題は長らく続いてる文化だとしても禁止すべきなんでしょうか?

文化を重んじる方々がそれを言ってることに違和感をかんじることもしばしばです。

コメント

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