収監 僕が変えたかった近未来

ノンフィクション

【初回公開:2012/05/24 (Thu) 16:05】

収監 僕が変えたかった近未来
堀江貴文
単行本: 216ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2011/6/7)
ISBN-10: 4023309575
ISBN-13: 978-4023309579
発売日: 2011/6/7
商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.6 cm
懲役2年6カ月の実刑が確定したホリエモン。
収監を目前に控えた彼が、インターネットから特捜検察、婚活や東日本大震災まで、
問題を抱える日本の近未来を鋭く予測し、ばっさり斬る。
批評家・東浩紀氏との対談も収録した注目の書。
ホリエモンは止まらない。
日本の近未来はどうなるのか。批評家・東浩紀との対談も収録。

(Amazonより

本当ならもっと早く読むはずだったのだが
計らずしも発売から約一年経過といういま読んだ。

6章から構成された本書は
各テーマについて約4-5ページくらいそれについてばっさりと書かれている。

毎回思うのは堀江さんはブレがない。
自分が誤解されていることも容認している。
そのうえで「おせっかい」をしている。
相変わらずスーツは着なかったし
ニコニコ動画(現在はniconico)でもやりたい放題だった。
ついったーでも震災の時は積極的に動いていたのが印象的だった。

ライブドア事件についてどうこう書こうとは思わないけれど
まず堀江貴文という人がきらいなひとに読んでもらいたいと思った。
森達也氏も某書で書いていたが
「そのメディアはほんとうにただしいのか?」ということ。
たいてい堀江さんがきらいなひとは
「拝金主義」
「お金にきたない」という。
でもこの本書の言葉は、どんなに疎んじられても
じぶんのしたいことをして、のびのび活動して
いろいろ言われても日本に「おせっかい」してるひとです。

収監と言ういうタイトルは確かにぎょっとするものですが
この本書はサブタイトルである「僕が変えたかった近未来」にすべてが集約されてると思う。
「なんも刑務所に入りたくないって内容でしょ?」と疑う前に
変に穿ったひとにこそ読んでいただきたいです。

タイトル:収監 僕が変えたかった近未来
著者:堀江貴文
出版社:朝日新聞出版

収監 僕が変えたかった近未来

【2021/01/21追記】
著者の本はずっと追いかけてるわけではないですが、
ご縁があってちょくちょく読む機会があって読んでます。
一時はメルマガも読んでいました。
すごく頭の回転が速く、よくいえば素直で
「やりたいことはすぐやりたい」
「やりたいことにお金は惜しまない」
わかりやすくいえばオタクがすきな作品のグッズ発売されることを知ったら予約するのと
おなじ感じです。
違うのはそのスピード感です。
収監前の著作ですが、それでも「やりたいこと」に対して希望があふれていて
全く暗くないやけくそ感もありません。
(たぶん当時はそういうのを期待していた人も多かったと思います)
いろいろ誤解されやすい著者ですが、こういう人が日本にひとりくらいいてもいいじゃない?
と初見も今も同じ感想です。
(アンチも多いですがファンも多いのでそれもまた応援しにくい…)

【本日のサムネイル】

アルカトラズ島のイラスト
アメリカのカリフォルニアにある刑務所として利用されていた監獄島のイラストです。

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