【初回公開:2012/11/29 (Thu) 15:22】
「上から目線」の時代
冷泉彰彦
講談社現代新書
新書: 256ページ
出版社: 講談社 (2012/1/18)
言語 日本語
ISBN-10: 4062881411
ISBN-13: 978-4062881418
発売日: 2012/1/18
商品の寸法: 17.6 x 11 x 2.1 cm
内容説明
なぜ2000年代後半から「上から目線」という重苦しい言葉が、社会のあらゆる場面で使われるようになったのか?
その背景を目線の始まり、社会の変化、日本語の構造にまで踏み込んで解明。
「コミュニケーションが困難な時代」には対立の尖鋭化が目線となって表れる。
目線が悪さをする例、目線に怯える問題点、下から目線の居心地の悪さなど、
目線の問題を多くの視点から取り上げながら、
さらに、「コミュニケーションが困難な時代」の新しいコミュニケーションスタイルを提案する。
「上から目線」の時代を真正面から取り上げた快著誕生!
今日は天気がいいね
すら
上から目線だと言われる昨今。
じゃあその上から目線っていつから言われてるの?
といった内容。
時事ネタが多いので
「ん?なんだっけ?」と感じる事も多々ありますが
スムーズに読めました。
人の中には根本的に
「馬鹿にされたくない」という気持ちがあると思います。
そして今は昭和に普通だったセオリーが通じないということ。
ライフスタイルの多様化により
様々なケースが多くなって
その発言によって不愉快になる人がいるかもしれないという恐怖があるのかもしれないと。
そして恐怖だけで終わらない、
それを聞いて実際
「上から目線じゃね?」
と言われることがあるという現実があります。
不愉快=馬鹿にされた=上から目線となるんですねいまは。
そうなると
過剰なほど低姿勢な小売業と
過剰なまでのお客様が発生して
お店にクレーマーが増えるという悪循環が起きてると感じています。
日本には「空気を読む」というのが昔からあります。
その場の雰囲気を感じて動けというもの。
個人的にはそれが大嫌いなのですが
それが出来ない、もしくはやらないと
ネットのコミュニケーションさえも危ういものになります。
これが助長して、この上から目線が発生したのかなと思いました。
正直書きますと
ちょっとしたことでネガティブに取りすぎだったり
メンタル弱すぎってのも大きな要因な気も。
この人はこういうものいいさんなんだなー
くらいで流せばそんな風に感じないんじゃないの?と思ったり。
タイトル:「上から目線」の時代
著者:冷泉彰彦
出版社:講談社現代新書
【2021/02/02 追記】
「上から目線」とは最近いわず「マウント」をとった、とられた、となるのでしょうか?
どうコミュニケーションしようか?と思っていても
相手が「マウントとられた」と思っているとしたらなかなかコミュニケーションが円滑にならないのは今も当時も同じではないでしょうか
例が時事ネタ多かったので、今読むと「…ん??」となってしまうのがもったいないなと感じました。
発売当時も今も、「上から目線」「マウント」
いうことはかわらないなら、自分が変わった方がいいのです。
【本日のサムネイル】
上から目線のイラスト(男性)
腕を組んで偉そうに説教や非難やマウンティングをしてくる男性のイラストです。
コメント