【初回公開:2013/07/08 (Mon) 09:59】
中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?
NHK_PR1号 (著)
単行本: 239ページ
出版社: 新潮社 (2012/10/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4103329513
ISBN-13: 978-4103329510
発売日: 2012/10/26
商品パッケージの寸法: 19 x 12.8 x 2.2 cm
大人気のツイッター・アカウント「NHK広報」の人気の秘密に迫……る?
お堅いNHKらしからぬ「だめキャラ」で、公式ならぬ軟式と呼ばれる@NHK_PR1号。
さかなクンに「さん」を付けなかったと不思議な謝罪をしたかと思えば、
緊迫の大震災渦中ゆるツイート続行での炎上に「不寛容とは戦う」と一本気。
多くのお叱りを受けながらも、フォロワーを魅了するつぶやきに秘められた真意とは?
Amazonより
ついったさんの中には企業公式アカウントが多数存在します。
私もいくつかふぉろーしてます。
中には宣伝しかしないアカウント
逆に全く宣伝しない、関係ないことしかかかないアカウントも。
基本「つぶやき」ですから
まあなんでもあり、それがついったの醍醐味と思ってます。
PRさんもふぉろーしてまして
時々ずっこけ発言にツッコミ、それに対してリプライをいただいたこともあります。
そうなると
「おお、読んでおくか」になるわけですね。
PRさん自身がこの本に対する宣伝ツイートはされてないはずですので
彼女(彼?)にクレームはやめましょう。
個人的に応援してるだけですので。
広報ってなんだっけ?
わかりやすい文体、親しみやすいというか。
「この人大丈夫か?」とさえ思ってしまうような冒頭ののんびりっぷりなのに
広報の概念をことごとく壊そうとして動く。
通常勤務をこなしつつのあのついーとにはただ脱帽。
自分なりの考えで、別にキャラ設定もなくのんびり~なうっかりキャラになってしまったいきさつに
そこに実際遭遇していたのについ苦笑してしまい。
震災の件については当時本当に感謝していて
あの「責任は私がもちます」の一文にどれだけ救われたか。
(後日ほぼ日刊イトイ新聞の特集で某災害の被災者だったと。納得です)
NHKの人間であること
でも自分の目線で、視聴者とどう対話するかを考えてのあのアカウントができたということ。
中の人が、中の人でよかったなあと。
彼女(彼)だったからここまで愛されキャラになったんだなあとしみじみ思いました。
なかなか出来ることじゃないよなあ。
参加した社内セミナーでついったー活用法の講座でPRさんのアカウントが例題に出されたり、
ご本人が知らないところで大騒ぎになったりしてるのは
なんだか微笑ましくかんじたり。
今日はどんなついーとをされるのか楽しみです。
タイトル:中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?
著者:NHK_PR1号(浅生 鴨)
出版社:新潮社
発売日:2012/10/26
【2021/02/25 追記】
NHK_PR1号さんはこの本を出版されたあとすぐに卒業されて
現在は文筆業をされています。
これ以降企業Twitterの中の人がキャラクターを前面に出してきてる事が多くなったと感じます。
ただ中の人であることを逆手にとっての行動や、
企業とはあるまじき問題発言があったりと問題もいまだに時折起こっています。
適切な距離か、硬すぎないか
そういう意味ではこの著者のtweetは絶妙なものが多かったです。
個人ではなく、企業であれ、でも人として。
それは私たち個人のtweetも見習うべき部分が多いと思います。
もちろん企業アカウントのtweet内容なので、広報についても学べる一冊です。
【本日のサムネイル】
いろいろな人のシルエット
子供、若者、中年、高齢者など、様々な年代の人間のシルエットのイラストです。
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