下駄で歩いた巴里  林芙美子紀行集

文芸

【初回公開:2010/08/09 (Mon) 10:21】

・下駄で歩いた巴里
 林芙美子紀行集
 立松和平編
 岩波書店

文庫: 331ページ 
出版社: 岩波書店 (2003/6/14) 
ISBN-10: 4003116925 
ISBN-13: 978-4003116920 
発売日: 2003/6/14 
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm


・目次
 北京紀行
 白河の旅愁
 哈爾賓散歩
 西比利亜の旅
 巴里まで晴天
 下駄で歩いた巴里
 巴里
 皆知ってるよ
 ひとり旅の記
 春の日記
 摩周湖紀行
 樺太への旅
 江刺追分
 上州の湯の沢
 下田港まで
 私の好きな奈良
 京都
 文学・旅・その他
 大阪紀行
 私の東京地図

昭和5年『放浪記』がベストセラーとなり、芙美子は念願の中国行きを果たす。
翌年はシベリア経由で渡欧すると、半年余りをパリ、ロンドンで過ごした。
小説を書くのは恋人が待ってくれているように愉しいと言いながら、
「苦しいことは山ほどある。一切合財旅で捨て去ることにきめている」。
旅を愛した作家の、愉楽の時を記す20篇。 
(Amazonより


・林芙美子を知らなかった。
勿論「放浪記」はワイドショウで老齢な女優が前周りとか
それくらいしか知らなかった。
某番組でこの本を知り、購入に至る。
1903年から1951年を生きていた。
戦争の時代もおんな一人旅。
度胸とかそんなのではなく、なんだろう、信念?
そんな感じが文中にうっすら漂う。
もっと自由にみたいものを観る。
もっといろんなことをしりたい。
それだけで飛び回る。
家でぼんやりとこれを読んでいる自分に
「一緒にいこうよ!」といわんばかり
もしくは、その自由をみせつけるかのように
歩きまわる。
時に不安にも苛まれるが、それでもゆく。
読んだ後でウィキペディアをみると
ものすごくバイタリティーあふれる人だったと知る。
もしも今彼女が生きているならば
ものすごく旅を謳歌してるだろう。
生前以上に。
 

タイトル:下駄で歩いた巴里

著者:林芙美子

出版社:岩波書店

【2020/10/19追記】

岩波文庫ってご存じだとは思うのですが、装丁が古めかしいんですね。

さらにページも茶色みかかって渋いんです。

中身も現代訳されているわけではないので読みにくいものが多くとっつきにくいのですが

この本は最初からさいごまできれいに彩られた内容でした。

昭和ひとけたの時代に一人巴里に行く女性は当時はかなり最先端だったでしょう。

その遠方の地で暮らし、観察をしたそのまなざしが本を通して感じられます。

当時この書評を読んだ友人がなかなか入手しにくいと言っていました。

もし機会があったらお手に取っていただきたいです。

海外に行くということは、今も昔もかわらずどきどきすることなのですね。


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