異貌の人びと —日常に隠された被差別を巡る

ノンフィクション

【初回公開:2012/11/29 (Thu) 15:13】

異貌の人びとー日常に隠された被差別をめぐる
上原 善広
河出書房新社

出版社: 河出書房新社 (2012/4/20)
ISBN-10: 4309021085
ISBN-13: 978-4309021089
発売日: 2012/4/20
商品の寸法: 19 x 12.4 x 2.8 cm 

内容紹介スペインの被差別部落、ネパール奥地、
パレスチナやイラク、サハリン等のルポをまとめた短編集。
人知れず〈迫害され続ける人々〉の思いや姿、民俗を彼らの視線に寄り添って描きだす。    

私は被差別部落など一切しらないまま結婚して
配偶者も「そういうのがある」とうっすら知ってるレベルのひとでした。
西からきた友人に聞いたら一瞬表情がかたまったのを覚えています。
多分いまもそう言うのがあるんだなそれでちょっとだけ調べました。 
この本は日本のケースを書いたのだと勘違いしてて読み始めました。
正直「あーーーー」ジプシーがいまは「ロマ」とよばれていること
作者が被差別出身など予備知識がないとこれは正直「?」が多いです。
 そして短編集とありますがまとまりがない。
「迫害され続ける人々」とありますが、中東の話だったり、マフィアの島だったり
「これは差別されてないべさ・・・」と疑問に思うことばかり。 
最後の章は個人的に気になっていたことだったのでこれを読めたのは嬉しかったです。 
男性特有の「自分ウットリ」的展開が多いのでそこもちょっと辟易しました・・・
でも著者の国内の被差別本は気になるのでそれは読もうと思ってます。
一冊で評価するのはもったいないかも?

タイトル:異貌の人びと —日常に隠された被差別を巡る
著者:上原善広
出版社:河出書房新社

異貌の人びと —日常に隠された被差別を巡る

【2021/01/29 追記】
国内の事例は著者のみで、他は他国の事例という取材力はすごいと思います。
取材先で対象が変わったりと「ん??」と感じる部分も若干ありました。
タイトルを「異邦人」と変えて文庫化されたとあったので
調べてみたらこの文庫のほうが評価がよかったので、内容を再構築されてのものなのかな?と気になりました。
相変わらず不勉強で、国内の事例や内容もよくわかってないので
そういう本を複数読んだ後でまた再読したら感じ方が違うのかもしれません。


【本日のサムネイル】
色眼鏡で見る人のイラスト(男性)
カラフルなサングラスを掛けて偏見に満ちた(差別的な)表情をしている男性のイラストです。

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