事故物件住みます芸人の松原タニシさんの
心霊スポット巡りをまとめた本です。
どんな内容なの
約2年間で200箇所以上の「異界」を巡った旅の記録をまとめました。
心霊スポット、事件現場、火の玉目撃地、戦跡、トンネル、
処刑場跡、呪いの場、自発多発スポット、廃墟、神木、樹海、
人身事故の多い踏切、霊が現れる橋、伝説の地蔵
……などで実際に体験した不思議な話を収録(2016年7月~2018年4月)。恐くて読みすすめられない話あり、
旅情たっぷりでほっこりする話あり、充実の一冊です。【 こんな不思議な話を収録しています 】
HonyaClub より
◎ 鈴の音が追いかけてくる廃火葬場
◎ 七人ミサキを祀る神社の怪異
◎ 大阪 事故物件さんぽ
◎ 心霊写真が撮れる踏切
◎ 無数の手形がついているトンネル
◎ おばさんの声が聞こえる地下通路
◎ 首なしの騎馬兵が現れる橋
◎ 亡くなった女の子が訪ねてくる中華料理店跡
◎ 謎の手形がついている自殺多発の橋
◎ 不思議な髪が落ちているトンネル
◎ 呪いの釘が打ちつけられる神社
◎ 女の悲鳴が聞こえる断崖
◎ 火の玉が目撃されるT字路 etc.
2016年
26カ所の心霊スポットに訪問しています。
大塚団地(滋賀) 旧七類トンネル(島根) 矢田踏切(大阪)など
2017年春
48カ所の心霊スポットに訪問しています。
安井金毘羅宮(京都) 伏見稲荷大社(京都) 満地谷墓地(兵庫)など
2017年夏
42カ所の心霊スポットに訪問しています。
象の像の神社(大阪) 旧総谷トンネル(三重) 相坂トンネル(兵庫)など
2017年秋冬
27カ所の心霊スポットに訪問しています。
藪の古民家(徳島) 見返り橋(高知) 崎賀崎灯台(和歌山)など
2018年
21カ所の心霊スポットに訪問しています。
首狩神社(愛知) 正月樹海(山梨) 横浜外人墓地など
読んでみて
この本は著者が仕事の合間に
「どこか心霊スポットがないか」
調べてそこに訪問した記録的手記となっています。
その際にスマートフォンを利用し、生配信もされていたそうです。
とても興味深いのは
「心霊現象はそんなに起きない」
ということ。
生配信をしていると出演している著者や同行者に違和感、異変はなくとも
配信をみている人にはその異変がみえることも
またその逆もあります。
最初はその漆黒の闇に恐怖を抱えていた著者がとある場所に訪問してから
その恐怖を払拭し、闇に突き進むという姿が頼もしく感じます。
それでも場所によっては不安感に負け、
予定していた場所とは異なる場所に向かったりと
人間らしい部分も垣間見える時もあります。
そもそも出張で地方にいったら
「なにか美味しいものないかな?」
とググるのが一般的なのに
「心霊スポット近くにないかな?」はかなりの上級すぎです。
怪現象にも見舞われる著者ですが、
身体とか大丈夫なのかな?お祓いとか行かなくていいのかな?
と思ったら終盤で思わぬことが発覚します。
芸人的にはおいしい展開ですが、これが松原タニシの生きざまと思うと
身体に気を付けてくださいね、と思うのでした。
せっかくなので47都道府県の心霊スポットに訪問してほしいですね。
著者:松原タニシ
出版社:二見書房
発売日:2019年7月22日
【本日のサムネイル】
心霊スポットのイラスト(トンネル)
真っ暗なトンネルに取り付いている幽霊(おばけ)のイラストです
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