人生の科学: 「無意識」があなたの一生を決める

ノンフィクション

【初回公開:2013/07/02 (Tue) 16:47】


人生の科学 -「無意識」があなたの一生を決める
デヴィット・ブルックス
早川書房

ハードカバー: 576ページ
出版社: 早川書房 (2012/2/23)
言語 日本語, 日本語, 日本語
ISBN-10: 4152092777
ISBN-13: 978-4152092779
発売日: 2012/2/23
商品パッケージの寸法: 19.1 x 13.6 x 3.3 cm
主人公は、ハロルドとエリカという架空の男女。
生まれも育ちもまったく違う2人の誕生から、
青年期、出会いと結婚、壮年期、老年期、そして最期の瞬間までをたどり、
「無意識」が人間の一生にいかに大きな影響を及ぼすかを、
脳科学、心理学、行動経済学、哲学などの先端諸学の成果から明らかにする。
そこから浮かび上がる「社交する動物(social animal)」=人間にとっての理想の生き方とは?
あなたの人間観を根底から覆す刺激に満ちた科学物語。

おもしろかったです。
のひとこと。
ハロルドの両親が出会い産まれ成長し
エリカの人生が書かれて出会いそして死。
赤ちゃんをなぜ母親は愛おしく思うのか、
それを科学的にかいたくだりが興味ふかい。
個人的な意見だが
「女性は妊娠し、出産後一年はヒトではない。
ある意味けもののように本能で生きている」と思ってる。
あながち間違いじゃないんだなあと。
ひとが恋におちる時、身体はどうなるか。
男女間の考えの違いはどうしておきるのか。
日常のささいなことまでを物語という形式でかくというアイデアはすばらしいと思う。
近いうちにもういちど読み返したいです。

人生の科学: 「無意識」があなたの一生を決める


著者:デヴィット・ブルックス  翻訳:夏目大
出版社:早川書房

【2021/02/17 追記】
「○○の科学」というタイトル、一時期流行ったなあ!
一組の男女が夫婦となり、産まれた男の子が「ハロルド」。
彼が産まれてから配偶者である「エリカ」にあって夫婦になって、そして死に至るまで
身体の中でなにがおきているのかを、物語形式で書かれたものです。
人生が科学的に視ている本は珍しいですし、なかなか引き込まれるものがあります。
舞台がアメリカなので、文化が異なっている部分は理解しにくい箇所が少しありますが
あまり気にならず読めます。
個人的にはハロルドが新生児の時、「どうやって母親に自分の欲求を伝えるか」の部分が
印象に残っています。
お母さん向けのノンフィクションや写真集ではなく、このような本に書いてあってひどくびっくりしました。
(現在は「あなたの人生の科学」と改名されて文庫上下巻も販売されています)




【本日のサムネイル】
分かれ道に立つ人のイラスト(女性)
女性が人生の岐路にたち進むべき道を考えているイラストです。




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