県庁おもてなし課

文芸

あなただったら、どんな「おもてなし」しますか?

【初回公開:2013/10/30 (Wed) 14:01】


県庁おもてなし課
有川 浩 (著)

文庫: 503ページ
出版社: 角川書店 (2013/4/5)
言語 日本語
ISBN-10: 4041007844
ISBN-13: 978-4041007846
発売日: 2013/4/5
商品パッケージの寸法: 14.8 x 2.4 x 10.8 cm

内容
とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。
若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。
が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐
―どうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?
悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。
地方と恋をカラフルに描く観光エンタテインメント。
(Amazonより

まず。
巻末の作者とその他関連の人たちの対談で
ほぼ実話と知って苦笑でした。
ですよねえ…

県庁職員ではありませんが
いわゆるコームインに携わってる、携わっていた人が
知人にいます。
なんというか、こうちょっとした違和感に気づかないまま生きていて。
ものすごく自分はがんばってるのに!と力説されても
うーん民間ではそれは頑張ってるというよりも
スタートラインにさえ立ってないんじゃないの?と思ったり。
(さすがに言えませんでしたが)

そんなわけで前半はずーっといらっと。
なんというか、そうじゃないだろおおお!的な。
これ主人公も必死なわけで
縦割りだから仕方ないとか
前例がないから
そんな感じで出る杭はぶっ壊しまくりの公務員としては
正しい姿なわけで。
後半からの疾走感はやはりパラグライダーのシーン以降で
やっぱりああいう本を通しての疑似体験でも
ちょっといってみたいかも?と思わせるあたりが
作家の力量だなあと。
キーパーソンの二人がまるっと納まるのは
正直もうちょっと捻ってもと思わなくもないですが
最後の「多紀ちゃん」は王道すぎですが
それでもなんというか爽やかでよかったです。

これをただの物語と読むか
公務員の現状への警鐘と読むか
ビジネス本と読むか
いろんな視点思考で読める珍しい文芸書だとおもいます。
「離島発 生き残るための10の戦略」を思い出しました。

タイトル:県庁おもてなし課
著者:有川浩
出版社:角川書店
発売日:2013/4/5

県庁おもてなし課 (角川文庫)

【2021/05/01 追記】

職業小説といってもいい本書は
公務員って…と思う部分も多々ありますが
そのしきたりしがらみをかいくぐって
物事が進む疾走感を楽しむのがよいのです。
(あと無理やり恋愛にもっていかないところがよき)
現実はこのようにうまくはいかなくて
「前例がない」で切り捨てられるのがほとんどですが
超高齢社会の過疎化で困ってるならばなりふり構わず
わかもの よそもの ばかもの
をうまく使ったほうがいいのになあと思います。
そんな初回感想にも記載していました「離島発 生き残るための10の戦略」も
一緒に読みますと
さらにリアリティましましで楽しめますのでお薦めです。
(離島発、とあるのですがもちろん離島住まいじゃなくても十分納得の内容ですよ)

【本日のサムネイル】
お辞儀するスーツにジャンパーを着た人のイラスト
スーツの上にジャンパーを着て頭を下げている公務員の男性のイラストです。

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