【聞いてから?読んでから?】 マル暴甘粕&マル暴総監

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文芸

Amazonのオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」
プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。
移動中や作業中など、いつでもどこでも読書ができ、オフライン再生も可能です。
毎月ボーナスタイトルとして一冊無料で聞くことが出来ます。

そんなボーナスタイトルとなっていたのが
「マル暴総監」。
あまり文芸は読まないうえに、時代劇と警察ヤクザものは全く読まないジャンルです。

せっかくなので庭仕事をしながら聞いてみました。
てっきりドラマCDのようなものだと思っていましたが
一人の朗読者がすべて読んでいます。
(作品によっては複数の場合もあるようです)
キャラクターによって声色を変えているのですが、
これがすごいです。
メインキャラクターである甘粕、その先輩刑事である郡原
他にヤクザやら警察関係者など実にたくさんの人を声で表現されています。

実はオーディブルで聞いた 「マル暴総監」 はシリーズの二巻。
一巻は「 マル暴甘粕」になります。
著者はヤクザ、警察ものの作品を書くことで有名らしく
ドラマの原作になっているものも多いそうです。

そのためこのシリーズ二冊もしっかりとした筆力で書かれています。

童顔で目立ったり暴力が嫌いな主人公、甘粕が
何故か組織犯罪対策課、つまりヤクザ担当( 通称マル暴 )に配属され
先輩刑事の郡原をはじめとした警察関係者に叱咤され
時にヤクザのみなさんにもからかわれても
事件解決へ奔走、というのが二冊共にの内容です。
本当はもっと複雑とは思いますが
事件が起きてからどのように捜査本部ができて、
どのようにそれが運営されていくか、
ヤクザさんたちは普段何をして、どのようにイチャモンつけるのか
エンターテインメント満載です。

二巻である「マル暴総監」 をオーディブルで聞いてから
一巻である「 マル暴甘粕」 を読んだので
思った以上にさらっと読めてしまったのは
音で聞いてキャラクターを把握しているからでは?
耳で聞くと文章以上に、甘粕たちがいきいきと動いてることを感じることが出来ました。
本と音、それぞれで楽しんでみる
というのは思いの外、その世界観に入り込んで体験するには向いているなと感じました。

Audible (オーディブル) – 本を聴くAmazonのサービス

お散歩のお供にと聞き始めましたが
思いの外よかったので家の中でも聞いています。
少しずつ対象のジャンルや本も増えているので
毎月どれを聞こうか楽しみです。
後日、オーディブルの詳細記事を書きますね!

マル暴甘糟 (実業之日本社文庫)

著者:今野敏
出版社:実業之日本社
発売日: 2017/10/4

マル暴総監 (実業之日本社文庫)

著者:今野敏
出版社: 実業之日本社
発売日:2019/8/6


【本日のサムネイル】
若い刑事のイラスト
警察手帳を見せる20代~30代くらいの若い刑事(警察官)のイラストです。

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