【食べるのが気持ち悪い女子高生と吸血鬼のお話】人間みたいに生きている

(本ページにはプロモーションが含まれています)

 

文芸

どんな内容なの?

【あらすじ】
食べることそのものに嫌悪を覚えている女子高生・三橋唯。
「食べること」と「人のつながり」はあまりに分かちがたく、
孤独に自分を否定するしかなかった唯が、
はじめて居場所を見つけたのは、
食べ物の臭いが一切しない「吸血鬼の館」だった―。
みんなが口をそろえて「幸せだ」という行為を幸せと思えず、
ひとり孤独に苦しんできた少女の成長を描く青春小説。

HonyaClub より

文字は大きめ、余白も多いので
読みやすいのではないでしょうか。
ライトノベルが好きな人に好まれる表紙と内容と思いました。

・森の中の洋館へ

食べることに対し気持ち悪いと感じていた唯は、
興味本位で森の中にある吸血鬼が住む洋館に行ってみる。
そこにいたのは泉という男性だった。

・夏休みに友達と遊びに行きトラブルに

その後泉の館へ連日訪れるようになった唯。
夏休みのある日友達とイベントへ。
そこで友達がしているという、アルバイト先の先輩と知り合う。

・親に秘密を打ち明ける

友達の説得で親に打ち明けた唯。
だが親は唯の言葉を受け止めることはなかった。
ショックを受けた唯は泉の元へ行くが、そこで彼に拒否される。
そんななか伯母とその子供たちが三橋家にやってきた。

・再び洋館に訪問

泉に拒否されてから、初めての訪問。
泉と会わない間、唯はいろいろな体験をしてきた。
それでも変わらないこと、変わったことを彼にぶつける。

読んでみて

女子高生 唯が
「食べるのが気持ち悪い」ことを隠して生活していますが、
様々な出会いから成長する物語です。

吸血鬼の館の住人である泉とそこに連日押し掛ける唯
お母さんのいうルールを必ず守る唯
父のきょうだいであるおばさんが苦手な唯
友達と遊びに行きそこでたべないことを暗に批判される唯
友達が作ったスイーツをこっそり捨てる唯

唯がなぜ食べたくないのかのきっかけの詳細は書かれていませんが
とにかく人間関係が下手なのが際立っています。
学校の友達とのお昼のシーンなどは痛々しいほどです。
その様子から、泉の館への訪問は本当に大事な時間などだとわかります。
おもしろいなと一気に惹かれたのは
友達と行ったイベントでのことです。
イベントで友人のアルバイト先の大学生らと出会うのです。
そこで唯は無理やりクレープを咥内に突っ込まれます。
この事件から一気に流れがかわるのです。

食べたくない唯はどうなるのか
それは本書を読んでみてくださいね


人間みたいに生きている

著者:佐原ひかり
出版社:朝日新聞出版
発売日:2022/9/7


【本日のサムネイル】
お城のイラスト
ヨーロッパや遊園地などに建つ、大きな門を構えた青い屋根のお城のイラストです。

Kindle Unlimitedにサインアップして無料体験に登録する
Kindle Unlimitedに登録すると、人気のシリーズ、ベストセラー、名作などに好きなだけアクセスして、シームレスなデジタル読書体験を実現できます。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました