【アイデアのひとかけらみせてください】作家の本棚

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文芸

【初回公開:2012/05/24 (Thu) 16:33】

作家の本棚
ヒヨコ舎 編

  • 文庫: 160ページ
  • 出版社: アスペクト (2012/5/31)
  • ISBN-10: 4757220707
  • ISBN-13: 978-4757220706
  • 発売日: 2012/5/31
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.6 cm

あの作家の本棚はおもしろい
―純文学、短歌、エッセイ、ミステリ、SF、ファンタジーなど、
様々なジャンルで人気を博す総勢14人の作家の方々の本棚を拝見。

(Amazonより

本書に載っている作家をかきだしてみよう。
(掲載順、敬称略)

角田光代
桜庭一樹
石田衣良
穂村弘
有栖川有栖
神林長平
菊池秀行
川上未映子
みうらじゅん
山崎ナオコーラ
山本幸久
西 加奈子
夢枕獏
中島らも

我が家は賃貸物件の夫婦二人住まいなのだが3LDKである。
というとたいてい変な顔をされる。
この物件を捜す際も、不動産やさんに訝しげな表情をされた。
原因は本。
一緒に住むにあたって膨大な本とその他がらくたを持参し
配偶者は物を大事にする(ただ単に捨てれない)性格で
パソコン&本を置く書斎が必要となった。
6畳にそびえたつ本棚には収まりきれるわけもなく
もともとカラーボックスにジョイントで組み上げた棚は少しずつ高くなっている。

本棚をみせてほしい。
といったことがない。
私が産まれ育った場所は里山と呼ぶしかないような山の中で
そこに小遣いから買い漁った本が積みあがっていたが
親の教育方針(友達を二階にはあげない)と
その山奥という環境でほぼ友達が来ることはなかった。
社会人になって車を所持してから
幾人か来た友人に言われて自分の蔵書について考えるようになった呑気さである。
本棚はどうでもよかったのである。
自分の蔵書さえめでればいいや、
そんな私も人と暮らし、人並みに自宅に人が来るようになって
自分の蔵書と向き合うようになった。
本が多いというのは、非常にまずい。
床がぬける。
以前勤めていた職場のおばさんは賃貸物件の床をぬいたことがあるらしい。
そんなこともあって、年何回か整理をするようになった。

さて、本書。
作家ともなるとさぞかし読んでるだろうと思っていた。
桜庭一樹先生などは読書家で有名であるし
菊池秀行先生はホラー映画マニアで有名であることから
書店で見た時即購入した。

正直な感想として。
最近の女流作家は本を読まないと聞いたが本当なのかもしれないなと。
かなり少ないと感じた。
男性作家が年配者が多いということもあるが圧倒的に少なく感じた。
それだけ蔵書に愛着があるのかもしれないが。
石田衣良先生は、本棚までスタイリッシュでおもわず苦笑したほど。
もっとも事務所と併設してるのだろうと感じた。
神林長平先生のご自宅そのものがアットホームな感じの本棚は笑みが浮かんでしまったし
菊池秀行先生の本棚、ではなくそのビデオテープはただ圧巻である。
本の冊数ではなく、それとどう向き合ってるか
そんなことを考えた一冊だった。

ところで我が家の本棚はどうしたものか。
いい加減床に積まれた本をどうにかしなければ。

タイトル:作家の本棚
編集:ヒヨコ舎
出版社:アスペクト

作家の本棚 (アスペクト文庫)

【2020/12/01追記】

他人の本棚をみたいのですが、そんなに親しい人もいないまま大人になって

大人になっても相変わらずなのでこういう本が好きです。

初見当時は床にも本が積んであって挙句本棚も半壊していたのですが

本を読むための家を作ろうとなり、メインが書斎の家屋をこしらえました。

最初はパブリックスペースだから本は置かない!と言っていたリビングにも本が積まれ

書斎もややきつめになってきたので整理をすべきなんだろうと思いながら積んだままになってます。

当時はやっと買えた!と喜んでいた本も今はそこにあるのが当たり前になってしまったものや

電子書籍でいいだろうとアプリやリーダーやタブレッドも買う始末。

本好きはどうしたってやめられないんだなと本に囲まれつつ思う日々です。

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