中国で原因不明の肺炎患者がはじめて報告された2019年12月8日から
2020年5月末まで世界がどのように動いたのかをまとめたムックになります。
現在もいまだ世界中で新型コロナウイルスに罹患してる人が多い中
ムックという形でもこのような本を出版するのは意味のあることだと思います。
・世界の累計感染者数→感染者数上位14か国+日本の推移グラフ(日付と感染者数)
・世界の累計死者数→感染死者数上位16か国+日本の推移グラフ(日付と感染死者数)
・日本の累計感染者数/死者数 都道府県別→日本地図にその都道府県の感染者・死者数の棒グラフ
・日本の新規感染者/死者数→日付と検査陽性者、死者数に世界国内外の出来事を加えて。
冒頭のグラフが上記の4ページあるのですが、これすごくわかりやすいです。
世界の累計感染者数/世界の累計死者数のページはグラフにその時世界で何がおきていたのかも記載されています。
(例:3月11日WHOがパンデミック表明、など)
この記載があるおかげでなぜここで一気に感染者数が増えたのかなど調べることも可能になります。
また初めて原因不明の肺炎患者が報告された時、各国ではどのように報道されていたのか。
媒体となった可能性のある動物についての詳細も書かれています。
日本で新型コロナウイルスの怖さを教えてくれたといっても過言ではないダイヤモンドプリンセス号についてのまとめ、
東証株価指数の暴落や、為替相場の円ドルの推移、NYダウの推移グラフまであります。
単純に「ロックダウンで経済活動が停滞してました」、ではなく多角的になぜこういう状況がおきたのかもかかれていて非常にわかりやすいです。
今まで大規模災害が起きた際、二週から三週間後くらいに新聞社がその災害被害の写真を用いたムックの発売がされていましたが
今回新型コロナウイルスでも発刊されたというのはその影響の大きさがわかります。
薄いムックではありますがフルカラーでデータの出典先も明確化されてますので、わかりやすく安心して読めるよいものと思います。
ワクチンの開発も進んでおり、すこし明るい話が来年は聞けそうですね。
今年のまとめに読んでみてはいかがでしょうか。
各分野のデータがまとめられたムックなので、医療的なことは一切かかれておりませんのでそこはご注意ください。
個人的に知りたかったことが多数掲載されていてうれしい内容でした。
※「グラフとかよくわかんないな?」「どんな感じなんだろう?」と思われた方は、下部のAmazonのページを見てみて下さい。(アフェリエイトの誘導ではありません)
数ページ本誌が見本として掲載されてます。
多少見にくい部分はあるかもしれませんが本誌のイメージが掴みやすいと思います。
タイトル:新型コロナはいかに世界を変えたか?
著者:エイ出版編集部
出版社:エイ出版
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