スマホ脳

ノンフィクション

スティーブ・ジョブズは
わが子になぜiPadを
触らせなかったのか?

『一流の頭脳』の著者が脳科学の最新研究から
明らかにする恐るべき真実
世界的ベストセラー、日本上陸!

スウェーデンの若手精神科医の本です。
新書で薄いので、本国でどういう位置に値された本なのかよくわからないですね。
キャッチコピーをセンセーショナルにしてあおってるなあ
が最初の感想です。
キャッチコピーは上部の見出しになります。
たぶんタイトルは日本オリジナルなんでしょう。

簡単に内容を説明しますと
生物の進化は時間をかけてゆっくり行われ、その環境に適合したものになっていきます。
その進化は人間の場合、追い付いてないのが現状です。
ここ十数年より私たちの生活になくてはならないPCやスマートフォン
これらが私たち人間に与えている影響はまだまだ未知数です。
ではどんな影響があると思いますか?
というものです。

(そうです、タイトルが「スマホ脳」なのでスマホについての本っぽく
本文にもスマホと多く書いてありますが、
内容はスマホ、PC、タブレットなどのデジタル機器との影響についてです。)

スマホは最新のドラッグ。
集中力が続かないのはなぜか。
スクリーンがメンタルや睡眠に与える影響は。
SNSは様々な方向から私たちに影響を与える。
子どもにアルコールは禁止するのにスマホ・タブレットをなぜ禁止しないのか。
すべての運動に効果がある。
脳はスマホに適応するのか。
スマホでうつになるのか。

上記は目次から抜粋したものですが、
これら(これ以外)に丁寧に向き合い紐解いていきます。
なぜジョブズが子どもにタブレットを与えなかったのか?
本人がはっきりと明示したわけではないので正しい答えではないですが
それでもここに書かれていることに納得するでしょう。

スマートフォン、タブレッド、PC、などのデジタル機器
これらがなくなることはこれからないと思います。
ならばその付き合い方を今一度考えてみませんか?
もしかしたらお子さんに影響もあるかもしれません
そんな警鐘をうながす内容でした。

個人的には、わからないことがあったらすぐ調べる
メモの代わりにつかう、本を読む、勉強もできるということで
毎日長時間スマホにお世話になっています。
時と場合によってはブログもスマホで制作しています。
本書にはSNSのマイナス点もかなり強く書かれていますが
どんなものもプラス、マイナス両方知ったうえで
使う使わない、使用時間などのルールを設けるべきだと思います。


読んだ方の中では「これだからスマホは!」と憤っているレビューもありますが
それこそ本に踊らされているだけ。
どんな本にもいえることですが
大事なのは自分で考えて決めることではないでしょうか?

スマホ脳(新潮新書)


著者:アンディシュ・ハンセン
翻訳:久山葉子
出版社: 新潮社
発売日:2020/11/18

【本日のサムネイル】
スマートフォン中毒のイラスト
液晶画面の中に吸い込まれていくスマホ中毒(スマホ依存症)の人のイラストです。

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