【その写真、大丈夫ですか?】撮ってはいけない

(本ページにはプロモーションが含まれています)

 

ノンフィクション

今回紹介するのは、SNS時代の撮影マナーの本です。

誰しもがスマートフォンを所持するようになり、
SNSや写真、動画を撮影してのコミュニケーションツールとして使用されることが多くなりました。
ですが
「撮影していい場合」「撮影してはいけない場合」わかりますか?
思わず撮影しちゃった、撮っちゃった、じゃあSNSにあげよう
鍵アカウントだからいいよね、友達としかつながってないからいいよね
それが実は…
後日損害賠償請求に…
とならないように最低限のマナーを知っておきましょう、という内容です。

第一章 撮ってはいけない

【紹介事例】
・子どもを無断撮影
・自撮り写真の映り込み
・SNSにアップする許可
・こっそり犬を撮る
・芸能人を勝手に撮る
・盗撮を疑われる
・美術館での写真撮影
・ライブを無断撮影
・テーマパークのルール
・本を撮ってはいけない
・レストランの料理を撮る
・映画の隠し撮り
・街撮りとマナー
・オークション用の写真
・ネット上にある写真
・全裸の写真
・リベンジポルノ
・夫の浮気現場
・万引き犯の顔写真

この章で紹介されているのは基本的にNGのものです。
「こういうことがあったので撮影しました。だめでしょうか?」
と相談形式で冒頭にかかれており
それにこたえる形で後半になぜダメなのかの説明があります。

「レストランの写真を撮る」のがNGなのは
お店側がNGとはっきり示してるものについてです。
どんなお店でもそうですが、撮影禁止のケースはまだまだ多いです。
人の映り込みなども、顔周辺をぼやかすなど配慮が大事ですね。

第二章 使ってはいけない

【紹介事例】
・コピペ論文
・ブログで本を紹介
・SNSで写真集を紹介
・写真の引用
・著名人の発言
・雑誌記事のコピー
・写真の無断コピー
・SNSで見つけた写真
・バスの中で映画を上映
・友達にもらった写真
・ハロウィンの仮装
・著作権フリー?
・ウェブ地図を印刷
・市民相談で本のコピー
・詩人の詩に曲をつける
・動画サイトと違法サイト
・ゲームの必勝ソフト
・DVDの無断コピー

「ブログで本を紹介」
「 SNSで写真集を紹介 」とありますが
前者は「本の表紙、挿絵を撮影して紹介するのは著作権侵害では?」
後者は「写真集の表紙、中身一枚を撮影してSNSにて紹介してもいいか?」
前者はOKですが、後者はNGとなります。
なぜでしょうか?
(なぜかは本書でご確認くださいね)

第三章 歌ってはいけない

【紹介事例】
・店でCDを流す
・路上ライブ
・商店街のカラオケ大会
・文化祭で完コピ
・動画投稿
・歌で気持ちを伝えてみた
・葬儀場で音楽を流す
・ライブを無断録音

みなさんが上記のなかで気になったのは「動画投稿」だと思います。
「子どもがアイドルグループのダンスを真似て踊っているのを撮影投稿しましたが
音楽はアイドルグループの曲を使っているので著作権侵害では?」
というものです。
踊っているもの自体は問題ありませんが、
「他人の曲を無許可でネット上にアップすると著作権の侵害になる」
そうです。

第四章 真似てはいけない

【紹介事例】
・替え歌・ものまね
・参考書と塾の教材
・模倣マスコット
・店名にアニメキャラ
・パロディ商品
・かぶった商品名
・同人活動

「同人誌を作ったら「著作権の侵害では」とネットに投稿があって
営利を目的としてないので問題はないですよね」
となんだかよくみるものですが。
「二次創作を創りたければ著者などから許可をもらうのが原則だが
実際には黙認されている」
とのことです。

よんでみて

自分がブログを書いていて、この引用はアウト?セーフ?と悩んだことが多々あり
それを調べるために手にしたのですが
読んでみて為になりました。
何気なく撮影してSNSにアップしている。
それが実はものによってはNGであること。
その線引きはみなさん案外知らないとおもいます。
ある日突然「著作権違反です」と連絡がこないとも言い切れません。
自分の身を守るという意味でも、読んでみてはいかがでしょうか。

迷ったら「撮影していいかを聞いてみよう」
「SNSに投稿していいか聞いてみよう」ですよ。

撮ってはいけない

著者:飯野たから
監修:今野礼央
出版社:自由国民社
発売日: 2017/11/17


【本日のサムネイル】
料理の写真を撮影する人のイラスト
食事の前にスマートフォンでSNS映え(インスタ映え)を意識した
ご飯の写メを撮る人のイラストです。

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