【鏡から見てるのはだあれ?】アリスへの決別

文芸

【初回公開:2011/05/30 (Mon) 15:27】

アリスへの決別
山本弘
ハヤカワ文庫JA

  • 文庫: 377ページ
  • 出版社: 早川書房 (2010/8/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 9784150310059
  • ISBN-13: 978-4150310059
  • ASIN: 415031005X
  • 発売日: 2010/8/10
  • 商品の寸法: 16.3 x 10.8 x 1.9 cm

行き過ぎた検閲社会の暴力が、非実在聖少女を葬り去る表題作ほか、
山本弘のSF的想像力が常識社会の欺瞞を露わにする全7篇。
少女アリス・リデルの生まれたままの姿を撮影していたルイス・キャロルは、
その合間に不思議な未来の話をはじめる……
暗黒の検閲社会を描く表題作をはじめ、
低IQ化スパイラルが進行する日本社会の暴走を描く「リトルガールふたたび」、
夢と現実の中間にある”亜夢界”を舞台に、
人間と登場人物との幸福な共存を力強く謳う中篇「夢幻潜航艇」など、
SF的想像力で社会通念やカルト思想の妥当性を問い直す傑作中短篇7本。

(Amazonより

中短編7本からなるこの本は、すべてテーマが決まっており
あとがきにて記載されています。
イメージの世界の面白さが印象的で、SF古典のオマージュに次ぐオマージュで書かれることが
ある意味重ね続けていく事がSFの醍醐味なのかしら?と思ったり。

私は想像や創作は自由でなければならないと信じています。
誰の視点に立っても自由、というのはないのかもしれませんが
それでも、自由であるべきだと思います。

タイトル:アリスへの決別
著者:山本弘
出版社:早川文庫JA

アリスへの決別 (ハヤカワ文庫JA)

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