【飴ちゃんいるかい?】お母さんという女

文芸


【初回公開:2012/05/29 (Tue) 16:25】
お母さんという女
益田ミリ

文庫: 177ページ
出版社: 光文社 (2004/12/8)
ISBN-10: 4334783295
ISBN-13: 978-4334783297
発売日: 2004/12/8
商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1 cm

あんなふうに、なりたいような…… なりたくないような…… 読むと、お母さんと話がしたくなる!
◎みのもんたの勧める食材に目を光らせている
◎写真を撮れば必ず斜めに構える
◎小さい鞄の中には予備のビニールの手提げが入っている
◎寒い寒いと言いながら裸足だったりする……etc. 
身近にいるのに、なぜかよく分からない母親の、微妙にずれている言動を愛情深く分析。
優しい気持ちになれる、ほのぼのイラスト・エッセイ!

(Amazonより

私はあんまり化粧をしない。
それでもいい年齢なのでしないわけにもいかず、でかける時に適当にする。
そして極力鏡はみない。
母にそっくりだからだ。
これで本気で化粧すると祖母に似るのだからよくわからない。

母親という生き物は、家をでて初めて冷静に考えれるようになった。
結婚して、私たち兄姉を産んだ母。
私が高校の頃、「どうでもいい!」と急に叫んで
それ以降吹っ切れたように以前より前向きになった母。
これらは私の母のエピソードだが
この本には母という生き物(失礼を承知でかいてる)がいる。
それは私の母にも当てはまる。
たまにこれは作者の母だけだろう・・・というのもある。
けれど全体的には母という生き物について書かれている。
「あーこんなん自分ンもなったらやだなあ」
読んでいてそう思う反面、母を思うと自分の逃れられない運命なのかしら、とも思う。
母、というよりもオバチャンなのかもしれない。
あかるく朗らかなオバチャンならちょっとは許されるだろうか?
ほんとちょっとだけそう思う。
いずれにせよ、まだ母と同じなのも
オバチャンにも早いとはおもいたい。

タイトル:お母さんという女
著者:益田ミリ
出版社:光文社

お母さんという女 (知恵の森文庫)

【2021/1/13 追記】
コミックエッセイの元祖のような立ち位置にいらっしゃる(と勝手に思ってます)著者は
必ずしも絵が上手なわけではないのですがポイントがうまい。
何をかきたいかがはっきりしてるので、つい読んだ時一瞬しかみてないのに
心に残ってしまう。
爆笑はしないけどクスリと笑ってしまう。
いつ読んでもそんな作風なのでずっとこのままでいてほしいです。
(ダ・ヴィンチにいつも載ってたなー)

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