【どこまでがホント?】拝金 青春経済小説

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文芸


【初回公開:2011/06/29 (Wed) 15:11】
拝金
堀江貴文
徳間書店

単行本(ソフトカバー): 272ページ
出版社: 徳間書店 (2010/6/17)
言語 日本語
ISBN-10: 4198629668
ISBN-13: 978-4198629663
発売日: 2010/6/17
商品の寸法: 18 x 13 x 2 cm

「藤田優作、君はどのくらいの金持ちになりたい?」
「そうだな、金で買えないものはない、そう言えるくらいかな」
「わかった。それでいこう」
年収200万円のフリーター・優作はなぞのオッサン・堀井健史と握手を交わした。
そこから彼の運命は大きく変わる。
携帯ゲーム事業を成功させ、さらにあらゆる金融技術を駆使。
瞬く間に会社は売上500億円の大手IT企業に変貌する。
人はそれを「ヒルズの奇跡」と呼び、優作は一躍時代の寵児に。
快進撃はさらに続くかに思われた―
オッサンの無謀なミッションが下るまでは。
金とは、勝者とは、絆とは?
堀江貴文氏がライブドア事件を題材に描く青春経済小説。
表紙カバーイラスト・佐藤秀峰

どこまでがほんとうで
どこまでがうそか。
そのあいまいな線引きがおもしろい。
疾走感ある文章は読んでいて気持ちよく感じれるほどテンポもよい。
あの時、時代の寵児ともてはやされていた著者が感じたことのかけらが
さまざまな形でちりばめられていて
もはや過去になって(しまった)あのころを懐かしく感じた。
事件については、著者が現在収監されているので
とやかくはかくつもりはない。
でもあの頃の日本は、確実に元気があった。
誰でも株を買い、
誰でも起業してもいいという自由さがあった。
それを再認識するときではないだろうか。

(どうでもいいですが、私はReaderストアで購入しました。
電子書籍版だと若干安いです)

タイトル:拝金
著者:堀江貴文
出版社:徳間書店

拝金 青春経済小説

【2021/01/21追記】
著者の本はずっと追いかけてるわけではないですが、
ご縁があってちょくちょく読む機会があって読んでます。
一時はメルマガも読んでいました。
すごく頭の回転が速く、よくいえば素直で
「やりたいことはすぐやりたい」
「やりたいことにお金は惜しまない」
わかりやすくいえばオタクがすきな作品のグッズ発売されることを知ったら予約するのと
おなじ感じです。
違うのはそのスピード感です。
収監前の著作ですが、それでも「やりたいこと」に対して希望があふれていて
全く暗くないやけくそ感もありません。
(たぶん当時はそういうのを期待していた人も多かったと思います)
いろいろ誤解されやすい著者ですが、こういう人が日本にひとりくらいいてもいいじゃない?
と初見も今も同じ感想です。
(アンチも多いですがファンも多いのでそれもまた応援しにくい…)

【本日のサムネイル】
お金の入った袋のイラスト「円マーク」
お金がたくさん入った袋に、円マークが描かれているイラストです。

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