【あなたが最後の一人だとしたら】亡びゆく言語を話す最後の人々

ノンフィクション


【初回公開:2015/04/22 (Wed) 06:46】
こちらは旧ブログのアーカイブとなります。


文字はつい最近生み出されたもので話言葉のほうがものすごく昔から存在する。
当たり前といえば当たり前のことに、ものすごく驚いた。
そしてその話言葉は日々消滅しようとしている。
たとえば日本でいえば「方言」。
あなたの近くに方言を使う人はいるだろうか。
その地方独特の言葉は日々使われなくなっていたり、形を変えていると思う。
そのイントネーションだったり、少しの単語を使っていてもお年寄りなど高齢の方々のように深く使いこなしている人は少ないだろう。
言葉はひとりで使うものではない。
コミュニケーションとして使ってはじめて成り立つ。
だれかと、わたし。はじめて成り立つのだ。
その独特の言葉を使わないように政治的圧力があったというケースは実に多いようだ。
とある理由からAとBの言葉の中にCという言葉が隠されていたというのもある。
(世界は私たちがおもう以上に数か国語を使いこなして暮らす人々が多いのだ)
言葉が消える原因が民族の減少というもの、歴史の暗部(政治的圧力など)だったり実に様々だ。
しかしそんな言葉を残そうとしている人々もいる。
日本でいえばOKI(オキ)さん。
「OKI(オキ、加納 沖、1957年-)は、日本のアイヌ民族出身のミュージシャン、
音楽プロデューサー。チカルスタジオ所属。
アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。
プレイヤーとしてだけでなく、
トンコリやアイヌの伝統歌「ウポポ」によるアイヌ伝統音楽を基調に、ダブ、レゲエ、ロック、アフロ・ビートなど世界のルーツ音楽を取り入れた音楽を制作している。」
(Wikipediaより)
彼のつくる曲はレゲエ調であるが、うたうその言葉はアイヌ語で、演奏はアイヌの伝統楽器トンコリである。
彼のことは残念ながらこの本には載っていないが、他にも同じような試みをされてる方がいる。
また著者のように消えゆく言語を保護しようと活動している人々に対して反対してる人々もいる。
なぜだろうか?
普段何気ないおしゃべりに用いられている言葉がいまあるのは奇跡なのかもしれない。
今この瞬間にどこか知らない場所で言葉が消えてるのかもしれない。
私は普段方言を使っていますが、これもまた文化だからと思っているからです。
この本に方言は出てきません。わかりやすく方言を例に挙げてみました。
方言だって大事な文化で、言葉です。
自分の大事な故郷の方言を、ある日使わないように言われたらどうしますか?


亡びゆく言語を話す最後の人々

内容紹介

絶滅の危機に瀕する言語の記録のため、シベリアからパプアニューギニアまで、
世界中の僻地を旅する言語学者。
グローバリズムに呑みこまれ、現地語が消滅しようとしている今語られる、
少数言語が失われてはならない理由とは。

amazonより

【本日のサムネイル】
親戚の集まりのイラスト
実家に帰省した大勢の親戚が一同集まり
笑顔で会話(談笑)をしているイラストです。

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