どんな内容なの?
昼はピエロに扮装して子供たちを喜ばせながら、夜は少年を次々に襲う青年実業家。
HonyaClub より
殺した中年女性の人体を弄び、厳しかった母への愛憎を募らせる男。
抑えがたい欲望のままに360人を殺し、現在厳戒棟の中で神に祈り続ける死刑囚…。
無意識の深淵を覗き込み、
果てることない欲望を膨らませ、
永遠に満たされぬままその闇に飲み込まれてしまった男たち。
実在の大量殺人者七人の究極の欲望を暴き、
その姿を通して人間の精神に刻み込まれた禁断の領域を探った、
衝撃のノンフィクション。
本書にて取り上げられている人物
人体標本を作る男―エドワード・ゲイン
殺人狂のサンタクロース―アルバート・フィッシュ
厳戒棟の特別捜査官―ヘンリー・リー・ルーカス
ベトナム戦は終わらない―アーサー・シャウクロス
赤い切り裂き魔―アンドレイ・チカチロ
少年を愛した殺人ピエロ―ジョン・ウェイン・ゲーシー
人肉を主食とした美青年―ジェフリー・ダーマー
読んでみて
シリアルキラーをまとめた本書ですが、
実話なのでノンフィクションというジャンルになることにびっくりしています。
物語形式で書かれているので読みやすいです。
いまだったら幼児虐待で保護されていたかもしれない体験や、
精神的になかり不安定な状態で生きていて
ある日突然に殺人を行っています。
人によっては一時期殺人を止めていた時期もありますが
ふたたび殺人を重ねています。
圧倒的なまでに育った環境が悪く、また彼らを育てていた親もかなり問題を抱えています。
そういう時代だったから、といえばそうかもしれませんが
ヘンリー・ルーカスのように救いの手を差し伸べられたケースもありました。
(ですが母親によって叶いませんでした)
被害者、その家族の苦しみはもちろんですが
このような事件がなぜ起きたかを知るのも大事なことだとは思います。
ですが、
内容は凄惨なものなので、あまりにも人の薦めにくいのが現状です…
著者:平山夢明
出版社:KADOKAWA
発売日:1999/8/10
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【本日のサムネイル】
ピエロ恐怖症のイラスト
風船を渡してくる笑顔のピエロと、
それを怖がるピエロ恐怖症(道化恐怖症・コルロフォビア)の人のイラストです。
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