【軍艦島がモデルかな】時間島

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文芸

【初回公開:2010/08/11 (Wed) 19:00】

・時間島
 椙本 考思(著
 アルファポリス文庫


文庫: 295ページ
出版社: アルファポリス (2010/07)
ISBN-10: 4434147242
ISBN-13: 978-4434147241
発売日: 2010/07
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm

「お前たちは島から生きて出られない」
―廃墟の島『矢郷島』でのロケ中、突如送られてきた動画メール。
『5年後の未来』にいるという『ミイラ男』が、
ロケ参加者9名が皆殺しにされると予言する。
やがてその言葉通り、出演者、スタッフが次々と殺されていく。
誰が殺しているのか。
なぜ殺されるのか。
一体この島で何が起きているのか。
息つく暇もない展開、予想だにしない衝撃の結末!
異色ホラーミステリー。


実は、著者と交流がある。
ネットを始めたばかりの頃、何故か辿りついたwebサイトで著者を知り
ずうずうしくもメールを送ったり
ついったでバンバンとリプライしている。
幸い怒られる事もなく対応してもらっている。
同年代で、webサイトもおもしろいこともあって応援している。
しかし私の本棚事情もあって、ハードカバーで出版されても購入出来ない。
申し訳ないと思いながら、文庫が出るのを待っていた。


設定自体は、正直よくありがちで
「ああ、あそこがモデルか」と思うが
そこに椙本マジックが加味されている。
何冊か著者の作品を読んだ事がある人なら
独特の世界観の広がりがわかるだろう。

しかし、
椙本マジックはわるい方向にも相変わらず生きていて
「…そりゃあないよぅ!」
な部分もある。
それを差し引いても、応援したくなるのは
自分がひととなりを知っているからじゃないと思う。

タイトル:時間島

著者:椙元考思

出版社:アルファポリス

実はコミック版もあります。

【2020/10/21追記】

出版された当時はそんなにメジャーじゃなかった軍艦島が舞台のモデルというのは

読んでてすぐにわかりました。

デビュー作から著者を応援していたのですが最近はとんとご無沙汰だったので

書斎でガーッと読み返しました。

「THE CHAT」シリーズのような勢いが感じられないといいますか

大手出版社さんのところで作品を発表されるようになって

作品の幅は広がっていますがよさがどんどんすり減っているように感じてます。

でも著者独特の言葉遊びのような表現は大好きなのでこれからも応援していきたいです。

ちなみに著者がTwitterとFacebookを始めたと知って情報を追いたくて私も始めたというオタク丸出しファンです。

最近読んでなかった即刊本も読んでみます。

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