【宝物を探しに行こう!】化石のよぶ声がきこえる: 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ

ノンフィクション

どんな内容なの

ウェンディは、ほかのみんなが気づかないすてきなものを見つける天才。
ある日見つけたのは、なんと何千万年も前の恐竜の化石!
この発見が、ウェンディの人生を大きく変えることになって……

白亜紀を生きた恐竜「ウェンディケラトプス」の化石を世界ではじめて発掘し、
その名の由来となったすごうで女性恐竜ハンター、
ウェンディ・スロボーダの半生を描いた伝記絵本です。

角竜類の進化のなぞの解き明かす大発見をなしとげたウェンディの活躍は、
19世紀イギリスを生きた元祖女性化石ハンター、メアリー・アニングを彷彿とさせます。
自分の好きなことをひたむきに追求することのすばらしさを伝えてくれる1冊です。

Amazonより

読んでみて

現在も大活躍中の恐竜ハンター、ウェンディ・スロボーダの半生を描いた伝記絵本です。
この絵本の素晴らしいところは
恐竜の化石や復元図もそうですが、彼女を取り巻く人々までもかかれているところです。
従来の絵本だったら化石にまつわる本なので
化石と採掘風景と主人公である彼女が主ですが
彼女が住んでいた(住んでいる)場所には様々な人種の人
さまざまな趣味で楽しむ人、それだけでなく車いすの人まで
みんなが自由に楽しんでいることがわかります。
だからこそウェンディものびのびと楽しいことさがしに興じることが出来るのでしょう。
そしてその観察眼からたくさんの化石を見つけています。
好きを仕事にするのは大変ですが、彼女はそれを楽しんでいるからこそ
宝探しが得意なのだろうと感じました。

また巻末に
フタバスズキリュウ もうひとつの物語」の佐藤たまきさん
もがいて、もがいて、古生物学者」の木村由莉さん
お二人の古生物学者の対談もありますよ。


化石のよぶ声がきこえる: 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ

著者:ヘレイン・ベッカー
絵:サンドラ・デュメイ
翻訳:木村由莉
出版社:くもん出版
発売日:2022年11月11日


【本日のサムネイル】
遺跡・化石を発掘する人のイラスト
古生物学者や考古学者が地面を掘って、何かを発掘しているイラストです。

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