「お客様」がやかましい

ノンフィクション

【初回公開:2012/01/23 (Mon) 16:28】

「お客様」がやかましい

森真一

  • 新書: 180ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/2/10)
  • ISBN-10: 4480688315
  • ISBN-13: 978-4480688316
  • 発売日: 2010/2/10
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.6 cm

現代の日本社会は「お客様=神様」として扱うが、
客の不満はゼロになるどころか、不満は増大し、
自主性の欠如や拝金主義、暴力につながっていく。
「お客様」社会の問題点と脱却法を考える。

(Amazonより

社会学本。
人はいかに「お客様は神様です!」という言葉にあぐらをかいてるだろうか?
接客をしていたらわかります。

昔、某所で販売員をしていた時
ものすごくいろんな人をみました。
共通してるのは
私たち店員を人とは思ってはいないような態度。
何故そんな態度をとるんでしょう?
それが書いてあります。

そして
たまにやたら態度の悪い店員もいますね。
コンビニのアルバイトとか。
なぜあんなにやる気がないんでしょうか?
それもわかります 

後半ちょっと賛同しかねるところもありますが
世の中拝金主義ではないと思うのです。
結局のところ、人対人。
ちょっとの気持ちの変化で
いいお客様
いい店員になれると思います。

あなたはいいお客様ですか?

タイトル:「お客様」がやかましい
著者:森真一
出版社:筑摩書房

「お客様」がやかましい (ちくまプリマー新書)

【2020/12/22追記】

いまだに自称「エライ」お客様が跋扈してますね。

接客業をしていても、制服を脱げば「お客様」になるのは誰でも同じ。

ネットでも有名人、著名人にクソリプを当たり前に送る人もいます。

「されて嫌なことはしないようにしましょう」

そんな当たり前のことが出来ない人が多いのはなぜか。

世の中に不平不満があることと、単純に暇なのかなとおもいます。

団塊の世代が後期高齢者となって、比較的身体は元気でパソコンやインターネットを使えると

ついネットで見かけたものに「よかれと思って」「自称正義」で書いてしまう。

また仕事での不満があって、つい見かけた店員に暴言を吐いたりネットにも暴言を書いてしまう。

この本は「この現象はこれが原因!」ではなく

「なぜこのようなことが起こるのかを提言することで一緒に考えてみませんか?」な本です。

発売から10年を経ても消えない社会問題です。

なぜなくならないかちょっと考えてみませんか?

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